スーパーロボット大戦OG外伝
0541話
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じゃないかしら?」
そんな中、レモンがスレイへと声を掛ける。
「考え方の違い?」
「ええ。貴方が手を組むのを嫌がる原因はプロジェクトTDの他のメンバーでしょう? なら、その相手に今回の作戦でスレイの実力を見せればいいじゃない。そう考えれば、共同作戦も悪くないんじゃない?」
「それは……」
なるほど。そっちの方に考えを持っていかせるのもありか。
原作ではアイビスはスレイに対しての確執自体は無かった。共に宇宙の彼方へと行く為のチームの1人としてスレイを求めていた。恐らくそれはこの歴史でも変わっていない筈。そうなれば一度行動を共にすれば何らかの取っ掛かりが掴めるかもしれないな。
「……分かった。これ以上は反対をしない。レモンの言う通り流星に私の実力を認めさせてやる」
取りあえず何とかなったか。アイビスの件が話題に出ると不機嫌になるとはフィリオから聞いていたが……ホワイトスターに戻ったら、一度話してみる方がいいのかもな。
フィリオはフィリオで、量産型W経由で何回か恋人のツグミと会話をしたらしいが……
「さて、それじゃあ話は決まった訳だけどどうする? その、向こうの上層部には今の説明を聞く限りじゃ色々と厄介そうなのがいるんだろ? それこそ俺達の世界のブルーコスモスの如く」
「いや、どちらかと言えばアルテミスにいた司令官に近いだろうな。ガルシアとか言ったか。自分の手柄と自己保身にしか興味無い所とかはそっくりだぞ」
「……なるほど」
「アルテミス? あぁ、そう言えばお前達が逃げ込んでいた場所か。何故か全方位光波防御帯が途中で消えて、俺達が急いで攻め込んだんだったな」
俺とムウの話を聞いていたイザークが不意に割り込んでくる。
そしてそれに驚きの表情を浮かべたのは、あの時に現場にいたムウとマリューだった。
「ちょっと待って頂戴。あの時は貴方達がどうにかしてアルテミスの傘を突破してきたんじゃないの?」
「は? いや、俺達は何もしてない。勝手に要塞側で全方位光波防御帯の発生装置が破壊されていたぞ。お前達の内紛か何かだと思っていたんだが」
む、ちょっとこの話の流れはやばいな。取りあえず話を逸らすとして。
「まぁ、その件はとにかくだ。向こうと合流しようにも、ヒリュウ改、ハガネ、クロガネの位置が分からないとどうにもならないだろ。その辺はイスルギ重工に情報を集めて貰うとしてだ」
「……アクセル? 貴方まさか……」
何故かそう呟くマリューや、ジト目で俺へと視線を向けているムウとイザークをスルーしながら言葉を続ける。
「向こうの情報がいつ手に入るか分からない以上、それまでは今まで通りの活動をするしかないな。修羅達に襲われている街や施設の情報もついでに聞いてくれ」
「……そうね。まぁ
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