ストライカーズ編!
リミッター
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安心しろよなっ!」
自らをアギトと名乗った小さな赤い髪の女の子はそう言った。
「もう、アギトの言うとおりだよ、ルーちゃん。ドクターたちは無理でも、ゼストさんやわたしたちには言ってね?」
「ボクたちもドクターから何も言われてなければ手伝うから」
アギトに続いてフードの二人も言う。
そして危険を感じたフォワードたちは影に隠れ、向かってきているヴィータとリインを待つ。
「お、りゃあぁぁぁぁ!」
「うわぁ!?危ない、なぁ!」
すぐにやって来たヴィータの攻撃をフードの男が受け止め、そして流す。
それだけでもわかるよう、ヴィータを流せるだけの力量を持っている彼は強かった。
「あ、ちょっとアキラ、女の子を乱暴に扱っちゃダメだよ!」
「え、あ、ごめん。とりあえず大丈夫そうだし、ボクたちは外に出ようか」
そう言い残し、五人は外へと逃げ出した。
そして場所は戻ってヘリの近く。
あと少しで着く、そう思っていた矢先に遠くからSランク相当の砲撃が撃たれた。
「え、ちょ、マジで?」
飛んでいたスピードを上げ、少し余裕を持ってヘリの前に立つ。
「プロテクション・・・じゃあ弱すぎるか?イージスの盾、発動」
普段使っているバリアより何倍も強いオレが使える魔法、イージスの盾。
ヘリ全体を覆うように発動し、迫る砲撃を耐え抜く。
いくら魔力は大量にあっても、疲労が半端ねぇ・・・。
『なのは、フェイト、砲撃撃ったやつ追いかけて、見つけ次第ノックアウト。おーけー?』
『おっけーなの!』
『じゃあヘリは任せるよ、陽龍!』
なのはとフェイトはそう言い、撃ったやつを追いかけた。
「さて、ヘリに乗って六課にかーえろ」
<ついでに魔力リミッター付け直しときますね>
ヤミはそう言い、リミッターをかけた。
そして無事に六課へと帰ってきたオレたち。
今回の整理をするための書類をなのはに押し付け、オレはレリックを持っていた少女の病室を開ける。
そこでは金髪の小さな女の子がベッドで眠っている。
「うぅ・・・まま・・・ぱぱ・・・」
唸るように少女は呟く。
そんな少女をみてオレはそっと頭を撫でた。
大丈夫、もう何も怖くなんてない。オレたちが守るから。
それだけ言ってオレは病室を出た。
思い出していたのは遠い昔のこと。
小さな頃から誰も知らないようなことを知っていた。
なぜ知っているかもわからない、大量の知識を持っていた。
両親はそんな自分に興味を持ち、仕事に生かした。
二人の手伝いができる。
そう思って、一生懸命自分にできることをした。
こんな自分でも愛して欲しかったから。
でも、いつしかその知識は多くなりすぎてしまった。
自分の脳が大量の
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