ストライカーズ編!
合格
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が生じないはずがなかった。
「今から九年前に事件は起きた。管理局の仕事で未開拓世界の調査をしていた時、ガジェットが襲ってきた。普段のなのはだったら怪我もなく任務をこなしていたんだろうが、その日は違った。
入局してからずっと、なのはは休みも取らずに仕事を続けていたんだ。その結果なのはは油断し、ガジェットに背後を取られた」
映像に流れるのは振り返るなのはと、すぐ近くに迫ったガジェットの姿。
刺される。
そう思った瞬間、間に現れたものがあった。
「陽龍・・・さん?」
フォワードの誰かが呟く。
「少し前からなのはに異変を感じていたオレは仕事中、よくなのはを見てたんだ。同じ現場にいたヴィータもな。だからなのはが防御をできないと悟ったオレは間に割り込み、ガジェットの攻撃をモロに喰らった」
その結果、内蔵と骨に損傷、全身骨折、魔法の使用ができないという状況に。
外傷の治りは早かったが、全身骨折のせいでうまく歩けなかったオレは移動は車椅子。当時のオレはきついリハビリを繰り返して運動ができるようにもなった。
しかし問題なのは魔法。
メタ発言をするともう言ってあるし、現在の状況を見てもわかるとおり、オレは魔法を使えるようになっている。
詳しい説明は省くが、やっぱり魔法を使えるようにするためのリハビリも辛かった。
動けるようになるためのリハビリと並行して行うせいで疲労も貯まるし、病院生活によるストレスも貯まる。
もう諦めたいと思うことだってあったが、オレはスカリエッティを捕まえないけないから。
そう自分にいいきかせ、いまのオレがある。
当時刺された痕は完治することなく今も背中に残っている。
「無茶をしても、命をかけてもする戦いだって確かにある。しかしティアナ、お前がミスショットをしたあの場面は自分の仲間の安全や、命をかけてでも打たなければいけない状況だったのか?」
シグナムが言う。
ティアナがミスショットしたあの場面。
あのとき、その場には仲間がいたはずだ。
みんな戦っていて余裕がなかったかもしれないが、少し待てばヴィータだって到着するとわかっていた。
なのにティアナは焦って、結果失敗した。
「訓練中のあの技は、いったい誰のための技だ?」
今まで教えられてきたことを無視してまでしなければいけないことだったのか?
絶対に勝たなければいけないと、いつ、誰が言った?
「なのはさん、きっと自分と同じ思い、させたくないんだよ」
自分のせいで他人に怪我をさせるようなことをもうしたくないし、誰にもさせたくない。
「だから無茶をする必要がないよう、オレはメニューを考え、なのはが実行する。無事に、元気に任務を終えてほしいから」
話はそこで終わり、解散となった。
少しすると任
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