ストライカーズ編!
少し頭、冷やそうか・・・
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音。
緊急出動の合図だった。
「ガジェット二型が十二機。航空型だから今回はフェイト、なのは、ヴィータの三人が行くことになった。フォワード四人は陸戦型が出てきた時のために待機しててくれ」
既にはやてのところへ行って状況を聞いてきたオレは今回の説明をする。
「あ、でもティアナはその待機からも外れとこうか。魔力も、体力も万全じゃないだろうから」
そして余計なことを言うなのは。
どうせ陸戦がきても対応できる人はいるから出る可能性は低いってのに、なんでいうかな、こいつは。
「・・・命令をきかない奴は、使えないやつは現場に出るなってことですか」
なのはの言葉に意地をはるかのように言い返すティアナ。
「言ってて分からない?それ、当然のことだよ?」
そして冷たく言い返すなのは。
・・・なにこいつら、同族嫌悪?
なのは、大人気ない。
「アタシは!アタシはスバルやエリオみたいに強くないし、キャロみたいなレアスキルもない。だったら人一倍練習するしかないじゃないですか!練習して、成果を見せるしかできないじゃないですか!それともアタシみたいな凡人は練習したって意味がないって・・・」
「いい加減にしろ、ティアナ。んな文句が言いたいなら任務が終わってからにしろ。テメェの都合で時間先延ばしにして被害がでたらどう責任を取る」
オレは延々と続きそうな会話を無理やり切る。
すると今にも殴りかかりそうだったシグナムが今回もヘリを操縦するヴァイスに話しかける。
「ヴァイス、ヘリはもう出せるのか?」
「乗ってさえいただければいつでもおっけーッスよ!」
なのはたちはその言葉を聞き、ヘリに乗り込む。
呆然と立ち尽くすティアナやスバル、エリオ。キャロを視界に入れながら、なのはたちは空へと上がった。
そしてヘリが見えなくなった頃、スバルが口を開いた。
キツイなりにする努力は無駄なのか。
スバルの言った言葉は、さっきの会話から出したものだろう。
努力するティアナに冷たい態度をとったオレたちへの言葉。
「自主練習とか強くなるための努力だとかは大切だし、いいことだと思うよ」
さっきまでの会話を聞いていたのか、どこからか現れたシャーリーが言った。
「メインオペレートはリイン曹長がいるから来ちゃいました。それに、みんな不器用で見てられなくて・・・。ていうか陽龍さんはわざとっぽいし」
酷い。
その通りだけど。
「みんな、ロビーに集まって。私が説明するから。いいですよね、陽龍さん」
「見られて困るのはなのはだけで、オレは一切困らないからいいぞ?」
なんとなくシャーリーが話そうとしていることを察したオレはそういった。
「教えてあげる。なのはさんの行動と、教導の意味」
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