ストライカーズ編!
ティーダ・ランスター
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四人を思い浮かべる。
そういえばティアナ、最近は訓練のあとに自主練とかしてるらしいな・・・変に考え込んでないといいけど。
自分を凡人だと言うティアナ。
射撃の腕は既に凡人を超えているというのに、それでも足りないのだろうか。
なぜか、ティアナと九年前のなのはの姿がかぶったように感じた。
「ではここで、鑑定をしてくれる若き考古学者にして、あの無限書庫の司書長でもある、ユーノ・スクライアさんです!」
「どうも」
そう言ってステージに立つのは、JS事件、闇の書事件で一緒に戦った仲間、淫獣ユーノだった。
「えっと、報告はここまでかな。現場検証は調査班がやってくれるけど、みんなも協力してあげてね。しばらくして何もないようなら撤退だから」
オークションも無事に終わり、オレたちは外で戦っていたフォワードたちと合流していた。
現在は副隊長たちに聞いたことを四人に説明している最中だ。
「で、ティアナは・・・」
故に、ティアナがカートリッジを四発もロードした上、スバルに攻撃を当てようとしたこともオレたちは聞いていた。
「ちょっと私と・・・」
「いや、その前にオレと散歩しよーぜ」
オレはなのはの言葉を遮り、そういった。
ホテル・アグスタの近くにある林の中、オレとティアナは歩いていた。
「さっきの任務中、ミスショットがあったんだってな」
「・・・すみません、一発、それちゃって」
俯きながら小さく言う。
「オレらは現場にいなかったし、あのロヴィータもといヴィータ副隊長にこっぴどく叱られて反省してるだろうし、改めて叱ったりはしない。けど、ティアナってさ、時々一生懸命すぎるよな。それでちょっと空回ったんだろう」
オレはそう言って足を止め、ティアナの方を向く。
「でも、お前は一人で任務を行ってるんじゃない。集団戦でなのはやティアナ、場合によっては前後左右、味方に囲まれてんだから。その言葉と理由、ちゃんと考えて今回と同じこと、二度と起こさないって言えるか?」
この機動六課に、一人で戦ってる奴なんて誰もいない。
万能にみえる隊長たちに副隊長たち、はやてやアリシア。
一人で戦うことだってできるのに、そんなことをしている人はいない。
一人で戦うことに意味なんてないから。
近くには仲間が、友がいるから。
信用して、信頼できる人たちだから。
みんな、それを知っているから背中を任せている。
フォワードたちにもそれを知ってもらうために・・・守り、守られていくことを知ってもらうためにオレやなのはという教導官がいる。
それを教えてきたと思ってたんだけど、少し遠回りすぎたらしい。
「はい」
「オレからはそんだけ。いま返事したこと、忘れんなよ?」
「・・・はい」
オレとテ
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