七月十六日〜なら、強制的に矯正してやろう〜
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よかった、私も固いのは苦手なのよね。改めてよろしく、出雲郷さん」
「此方こそ、御坂さん」
和やかな雰囲気が彼らを包む。どうやらいい人みたいだ、と御坂はホッとする。
「そうえば、出雲郷さんの能力って何なの?」
「確かに、気になりますわね」
「私も知らないです〜」
三人の無邪気な質問に苦笑いし、''何かサプライズ''を思いついたように笑みを浮かべる出雲郷。
「なら、ためしてみるか?」
「「「?」」」
「俺と勝負して、君達が勝てたら俺の能力を教える。俺が勝ったら…そうだな、御坂さんに一日風紀委員体験をしてもらおうか」
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
〈河原〉
彼女達の返答は勿論イエス。
ただ彼はLevel5なので、此方側も同じくLevel5の御坂美琴が三人の代表として戦うことになった。
「さて、ルールを確認しておこう。どちらかが相手の攻撃によって倒れた場合、若しくは何らかの理由で能力が使用できなくなった場合のみこの戦い(ゲーム)は終了する。君が勝てば俺の能力を教える。俺が勝てば君が一日風紀委員になる。なにか異論は?」
「無いわね」
両方が壮絶な笑みを浮かべる。
Level5はその強大な力故、全力を出せる機会がとても少ない。もし全力を出そうモノなら死人が出かねない。なのでとてもストレスが溜まるのだ。だが、今はその誓約に邪魔するものはいない。
「お二人とも、準備はよろしいですか?では……始め!」
黒子の試合の合図により、Level5(化物)同士の戦いが始まる。
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