前振りがこんなに長くて大丈夫なんだろうか・・。
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とある午前の昼下がり、外の天気もいいしこの時期は気温も暖かい。久しぶりに散歩でもしようかな、と俺は心の底からそう思っていた。普段運動なんか嫌いで外にはあんまり出たくないんだけど、今はとても外に出たい。いや、出させてください。外は布団を干したら二倍くらいまで膨らみそうなくらいお天道様がさんさんと照っているというのに、俺の心の中は南米地方の梅雨かっていうぐらいに土砂降りである。その根本的原因は、俺の前に西郷隆盛もここまで見事に仁王立ちは出来ないだろってぐらいの風格でたっている三人の少女である。
「なあ、こいつどうしようか文?」
三人のうち、おまえはあれか?魔法でも使るのかという感じの子が、いきなり話を進めてきた。
俺はうわーやベーと思いながらその文と呼ばれた子の方を見てみる。姿は普通の人なんだけど、
「空飛べます!」ってすごいアピールしてくる黒い羽がなぜこうなっているのか、彼女の背に生えていた。
「うーん・・・とりあえず、指名手配にします?自分が誰だか分かんないって言ってるおかしな変 体がいるって。」
なんか話がヤバイほうに向かってる。まずい、何とかして誤解を・・・
「いや、体を切り刻んで八つ裂きにして、さらしてから妖怪の餌にするってのはどうですか?その ぐらいしないと、私は納まりつきませんね・・・。」
さっきの言葉訂正。さっきのほうが全然ましだったわこれ。
「おいおい妖夢、いくらなんでもそれはないだろ。文の方がよっぽどましだぜ。」
よ、良かった。たぶん最悪は免れた。しかしあの妖夢とかいう子、なんてこと考えるんだこの。
中学二年くらいだが髪が白い。おまけになぜか腰に日本刀を二つ帯刀している。さっき言った案が採用されてたら、あれで斬ろうとしたんだろうか・・・。イヤソンナバカナ。
「駄目ですか魔理沙さん?いい案だとお思ったんですけど。」
ふてくされる様にいってるけど、いい案ではないと思うよ。少なくとも俺から見ると。そしてあの魔法使いみたいな子は魔理沙っていうのか。一応言おう。俺結局悪い目にあうよね!?
「ち、ちょっとまってくれ!」
「んん!!?」
あ、だめだ。さっきのことについて説明しようとしたのにまったく聞く気なさそうだこれ。しかしここで引いたら負け確定!攻め込むしかない!!
「いやだから事故だって!さっきのこと!」
「じこ?あれがか?」
「私を左手で抱え込み、魔理沙さんのスカートに手を入れて、そして妖夢さんの少し心伴いお胸に 顔を押し付けていた、あの状態が事故なんですか?」
「文さん!!胸は人並みにあります!・・じゃなくてこのこと、事故って言えるんですか!?」
「ぬあーーー!!!!どうすればいいんだーーーーー!!!!」
俺は和風の建物の中で、一方的に攻められていた・・・。
少し話を戻そう。えーと大
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