本編 第一部
三章 「戦火の暗殺者」
第十六話「放課後の戯れ」
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的で心が強く逞しい体を持つ女になるようになった、バハムートが私の中にいるかぎり私は、限りなく美しくなっていく、だが人間は成長に時間をかけるもの、バハムートの生きている時間を人間の体が許容するには、その成長にかかる時間で最大限の成長をしていくしかない。私の体は自然とどんどん男を魅了するような美しい体になるように初めから決められていたんだ」」
友恵に流れ込んでくるこのなにか熱いものが体の中で異変を起こし始めた。眠っていた体の意識を掘り起こし、自分でも知らなかった体の意思にしたがってそして自分自身の意識そのものが強くはっきりしたものになっていく、その意識は自分の体のメカニズムにそった意思を与えていく。意思を与えられた体は、すぐに成長をはじめまるで時間が早くなるような感覚を覚えた。そして、その異変は、容易に感じられるくらいになる、体の中にあった成長を疎外するものはどんどん体の外へと排出され、胸がきゅっとしまり、形がよりくっきりと現れ、足や腕がきゅんと胸のあついところにひっぱられて長く美しくしまっていく。背骨が、使えていない筋肉を押し伸ばし、伸び上がっていく。自然とおなか周りがくびれてひきしまり、内臓もまるで生まれた時のように新しくそれが肌にキメこまかなハリをあたえる。もともとすらっとしていた足はさらに魅力的にきゅっと引き締まった。背骨が伸び、骨盤が自由になることでまるで、足が地面にすいつくように安定した、すらっとした足にいままで感じたことのない力強さを感じる。
すると頃合を見計らって伊佐は友恵の手を離す。
「伊佐さん、・・・・・・私いまどう見えますか?」
「鏡を見てみなよ」更衣室の縦長の鏡に自分を映すとそこにはまるで違った自分がいた。もともと整った顔にくっきりと目鼻がたち、意志の強い瞳に流れるような眉。あふれほどの輝きが与えられ、制服の上からでも胸は小さいが細身できゅっとしまった胸からくびれた腹部に引き締まった腰つきへと流れるような細身のボディラインを見せる。くびれるあまりに引き締まって体を捻ると腹部と腰が魅力的な線を作る。制服があまりの体の変化に引っ張られてきゅっと引っ張られて、胸がこころなしか制服に健康なふくらみを与え、腰つきもふっくらとしていて肌も見違えるように澄み切った綺麗なハリを称え、墨のように綺麗な髪が流れるようにボディラインをなぞっている。
「・・・・・・私じゃないみたい」
「でもこれが友ちゃんさ、わたしみたいにグラマーな感じじゃなくて、細い感じで胸や腰や腹部が引き締まって、ほら、動くと制服の上からでも体の線が浮き出る。胸は引き締まってメリハリがあると小さくても魅力的な体をみせてくれるんだ。それにすこし脂肪をもたせて、体に健康的なやわらかさを与えてるんだ。たぶん、友ちゃんは良く食べて良く動くから体も最適な脂肪のつき方になる。で、自然スレンダ
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