第二十三話 血塗れのペギル
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赤黒い魔法陣が浮かび上がり、ボロボロの服に血の付いた猟銃を構えた顔がそっくりの男女の魔物が姿を現した。
ペ「血濡れの双子の狩人、アラタッ!マキタッ!目の前にいる竜と猫を殺れっ!!」
ペギルが声を荒げて言うと、血塗れの双子の狩人のアラタとマキタは左右対称の同じ動きをしながら俺とハッピーに銃を向け、ダァン!と銃弾を放った。
ナ「ハッピー、避けろっ!」
ハ「あいっ!」
俺は左に、ハッピーは上空に素早く移動し銃弾をかわした。が・・・
狩人は狙った獲物は逃がさない。
ダァン!ダダンッ!バァン!ババンッ!とアラタとマキタは連続で撃ち続ける。俺とハッピーは連続でかわし続ける。俺は銃弾をからしながら、徐々にアラタとマキタとの距離を縮めていき、距離が二m近くになったのと同時に、深く息を吸い込み両頬を膨らませると、
ナ「火竜の・・・咆哮ッ!!」
ア&マ「!!?」
口から炎の息を噴射。アラタとマキタは至近距離では俺の攻撃をかわす事が出来ず、攻撃をまともに食らった。アラタとマキタは炎に包まれながら姿を消した。
ペ「ちっ。」
ペギルはまた小さく舌打ちをした、すると、また床に赤黒い魔法陣が浮かび上がった。が、
ナ「火竜の・・・翼撃ッ!!」
ペ「ごはぁっ!!」
魔物を呼び出す前に俺の攻撃が鳩尾に決まり、ペギルは口から血を吐き出した。
ナ「火竜の・・・鉄拳ッ!!鉤爪ッ!!煌炎ッ!!剣角ッ!!砕牙ッ!!」
ペ「おふっ!がはっ!あぐっ!つあぁっ!イギィッ!」
次から次へと、俺はペギルに攻撃を食らわしていく。ペギルは攻撃を食らう度に悲鳴を上げ、口から血を吐いた。
ハ「ナツ・・・・」
その様子を上空から見ていたハッピーは小さく俺の名前を呟いた。そして・・・
ナ「滅竜奥義・・・」
両手を脇腹の横で構え、灼熱の炎を纏うと、
ナ「紅蓮爆炎刃ッ!!!」
ペ「ぐおおぉぉおああぁぁぁあぁぁあぁああぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!」
凄まじい音と共に、ペギルはその場にドサッと大の字になって倒れ込んだ。
ペ「お・・俺が・・・ま、負けた・・だと・・・・?」
シ「あぁ。お前の・・・赤面の吸血鬼の負けだ。」
声がした方を振り向くと、傷だらけで気を失っている赤面の吸血鬼のS級魔道士を背負っている傷だらけのルーシィ、グレイ、エルザ、ウェンディ、シャルル、シンがいた。
ナ「お前等、いつからそこにいたんだよ
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