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問題児と最強のデビルハンターが異世界からやってくるそうですよ?
Mission5・A ~大切なもの~
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えると無茶は出来ないわね。春日部さんはどう思う?」
話題を耀に振る飛鳥。すっかり湯船でふやけていた耀は彼女からの問いかけにハッとして応える。
「私はとにかく勝てばいいと思う。勝てば私たちも楽しい、コミュニティも嬉しい。一石二鳥」
「耀さんの言う通りでございます! ゲームを楽しむのは一流プレイヤーの条件ですよ」
黒ウサギの言葉を受けて飛鳥はホッとしたように表情をほころばせる。
今になって彼女はフォレス・ガロ≠ニのギフトゲームを無償で引き受けたことを気にしていた。元々勝てる試合、全財産を賭けろ≠ニでも吹っ掛けておけばよかったかもしれないと少し後悔していたのである。
「そう言ってもらえると助かるわ。でもそれじゃあなんだか、十六夜君やダンテが一流みたいに聞こえて腹立たしいわね」
「あーそれは……まぁ、モラルやいろいろな面を無視すればそうですかね?」
「それだけに余計に残念」
耀の一言に、飛鳥と黒ウサギは思わず吹き出した。
十六夜は自己紹介で告げていたように、粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間。
ダンテはこれに不真面目・不摂生・お馬鹿を追加し六拍子も揃ってしまった、もはや可哀想な人である。
これで彼らが一流などと言われるのは、なんともおかしなものだ。
自身らも十分に問題児であることを棚に上げ、飛鳥と耀は呆れたように笑った。
「特にダンテさんです。あそこまで会話が通用しないというか、自由な人は初めて会いましたよ。なんでもかんでも冗談まじりに返事したり、何を訊ねてものらりくらりとかわして真面目に答えないんですもの」
「ホントね。いったいどうしたらあんな大人になっちゃうのかしら」
「不思議」
十六夜も大概なものだが、彼はまだ会話が通じて受け答えをキチンとしてくれるという点でまだましだ。
しかしダンテに至ってはそれすらできないのだからもう何も言えない。
半分人間ではないから人間の常識で彼を見るというのはある意味偏見になるのかもしれない。まず親の片方が人間ではないし。
いったいどんなことを教わって、どんな幼少期を過ごせばそうなるのだろうか。
「……子供のときはいったいどんな子だったのでしょうか」
「今と変わらないような気もするわね」
「……ちっちゃいときから剣と銃振り回してた?」
「「それはない……です(ない……わ)」」
「…………」
「「……多分」」
最初から最後までハモッてしまった飛鳥と黒ウサギ。
さすがにあんなバカでかい剣と銃を子供の頃から使っていただなんて考えられないし、冗談もいいところだ。
……のだが……案外使っていそうな気がしてとても怖い。
最後あたりになると確信が持てず、二人とも多分と付け足してしまった。
「……何者な
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