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問題児と最強のデビルハンターが異世界からやってくるそうですよ?
Mission5・A ~大切なもの~
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ーム?」
「そ、それは流石にわかりかねます。黒ウサギがコミュニティに入ったころには既に台座に飾られていましたから」
「あら残念。明日のギフトゲームの参考にしようと思ったのに」
黒ウサギは飛鳥の言葉を杞憂だと笑い飛ばす。
「まさか! フォレス・ガロ≠ェそんな大層なゲームを用意することなど不可能でございますよ。相手のコミュニティの存続がかかったゲームですから、得意分野の力≠競うモノになると思いますが、飛鳥さん達なら問題ないでしょう。よほど運に頼ったゲームでない限りは心配ご無用です」
これは客観的な視点から見た正当な判断である。
力≠競うものであるのなら、飛鳥や耀だけでもこちらに分がある。
それに加えてこちらにはダンテがいるのだ。頭脳や性格に関してはかなり問題ありといったところだが……力比べや戦闘の部門になると、いったいどうしてこんなことができるのかと問いたくなるほどの結果を彼は叩きだす。
それに、彼はただ単に力任せな
狂戦士
(
バーサーカー
)
ではない。その戦いぶりを見ればわかるように、メチャクチャな構えのようですべての的を瞬時に射抜くスピードと精密性、一瞬のタイミングでも逃すことなく己のチャンスを活かす機転の良さ、間合いを見極め剣と銃を適当な距離で使うその判断力、どれもこれもがずば抜けている。
つまり、彼はあらゆる運動でのセンスも抜群だということだ。
いかなるルールや場所が用いられることになったとしても、それこそ白夜叉とのゲームのときのように笑いながら敵を一蹴してしまうことだろう。
……そう、運任せのゲームでさえなければ。
黒ウサギの言葉を聞いた途端、飛鳥は嫌な顔をして彼女に聞き直した。
「運に頼り切ったゲームなんてあるの?」
「YES! ギフトゲームもピンキリですから。純粋な運気≠試すギフトゲームは数多に存在します。代表的なのはサイコロを使ったゲームでしょうか」
「そ、そう」
複雑そうに飛鳥は顔をゆがめる。コミュニティの存続を賭けたゲームを行うというのに、それを運に任せるような真似を相手にはしてほしくないものだ。華がないにも程がある。
ちなみに彼女たちはまだ知らなかったが、ダンテはそういった運任せのゲームが大の苦手だ。ギャンブルにおいても、ノーレートのゲームであっても勝ったためしがない。
以前レディからの仕事をタダで受けるか、すべての借金を帳消し+断るかで賭けを行い、そのとき盛大すぎるほどのハンデを貰ったにも関わらず敗北した。もはや天から見放されているとしか思えないほどの凶運っぷりである。
まぁ、半分悪魔だからそれも当然……なのかもしれないが。
「ギフトゲーム…………か。ダンテじゃないけれど、私は楽しければそれでいいと思ってたのにな。コミュニティのことを考
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