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問題児と最強のデビルハンターが異世界からやってくるそうですよ?
Mission5・@ ~大切なもの~
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るのだ。
それを、この銀髪の男は平時装備し続けたまま歩き回り、戦う時はそれぞれ片手で、あそこまで自由自在に操ってしまうのである。
(((へ、変態……)))
心の中で女性陣の声が見事にハモることになったが、そんなことは言った本人たちも言われた本人も知らぬこと。
「な、なんでそんなに重くしてあるんですか?」
「別に重くしてるわけじゃねぇよ。
剣
(
こいつ
)
はなにでできてんのかわかんねぇがもとからこの重さだし、銃は俺がどんだけ乱暴に扱っても壊れないようにいろいろ付け足していったらこうなっちまったらしい」
剣については謎のままだが、銃に関しては十六夜達は納得したように頷いた。
戦いの中で見たが、ダンテの拳銃はもはや片手拳銃と呼んでいいものではない。
あの連射速度ではもはやマシンガンだ。
それにもともと銃口も大きいとなれば、普通のカスタマイズなどしたところで耐えられるわけがない。
結果、本来の七倍というとてつもない怪物銃ができあがってしまったということだ。
「なるほど……って、あれ? その、『らしい』とは? ダンテさんの自作ではないのですか? なら、いったいどなたが……」
ふと気になって、黒ウサギは疑問を口にしてみた。
よくよく考えてみれば、ダンテのあの豪快な使い方をしても耐えられるようなカスタマイズというのは並の技術では決してできはしない。
しかもダンテの世界は悪魔が出現するとはいえ、十六夜達のようにファンタジーなものなど何もない世界である。
この箱庭の世界にある鉱石などからならまだしも、ただの鋼の組み合わせというだけでそれだけの耐久力を誇るものなどなかなか作れない。
相当名の知れ渡った技工士につくってもらったのではないか。
そう思うとちょっとワクワクして、黒ウサギはダンテに訊ねてみることにしたのである。
ダンテは黒ウサギの問いかけを聞くと、昔を懐かむように苦笑いしながらそれに応えた。
「口うるさいお節介やきの婆さんのお手製だ。この世に二つとないカスタムメイドだっつってたよ」
「でしたらその方はとても優れた技術を持っているのでございましょうね。今もどこかで銃をつくっていらっしゃるのでしょうか?」
「……いや。もう作ってない」
「そうですか。それはもったいのうございますねぇ……」
技術を持ちながら職から手を引いたその人材を惜しんでそうつぶやく黒ウサギ。
……とはいえ、仕方のないことだ。もう彼女は、銃を作ることができない。
45口径の芸術家≠ヘ、ダンテに最後の作品を託して、この世を去ったのだから。
「…………」
「お兄ちゃん、どうしたの?」
ほんの少しだけダンテは悲しそうに俯く。それを見た子供たちは、不安げに彼を見つめた。
だが、すぐにダ
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