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問題児と最強のデビルハンターが異世界からやってくるそうですよ?
Mission5・@ ~大切なもの~
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それらを軽々と扱っていたが、実際はかなり重そうに見える。
しかし、いくらなんでも大人が片手で持てないということがあるだろうか?
黒ウサギは作業をしながらダンテに訊ねてみた。
「そういえばダンテさん、その銃と剣ってどれくらいの重さがあるんですか?」
質問されたダンテは銃を弄びながら首を傾げる。
頭の奥底に沈んでいる記憶を掘り起こそうとしているようだ。
「いつだっけな? 知り合いがこいつら手にしたとき、やたら重たがっててよ、そんでそいつがはかりにかけたんだっけ……そんときは……」
やがてゆっくりと思い出してきたようにダンテは言葉を選んで口から言葉を紡いでいく。
「たっしっかぁ……前に測ったときは……これ一丁が15,6ポンド、だっけ?」
「「「え」」」
ダンテがそうつぶやいた瞬間、黒ウサギだけでなく会話の外にいた飛鳥と耀までもが驚愕することになった。
皆、ハトが豆鉄砲でも喰らったような顔をして思わずダンテを見る。
「……えっと、16ポンドって……確か」
「……約、7s?」
あまりに出鱈目な重量だ。
デザインとしてかなり似通っている拳銃、コルトガバメントでもその重量は約1s。同経口であるマグナム、デザートイーグルが1,5~7s。50口径であっても2sだ。
いや、そんなものではない。ロケットランチャーとして有名なRPG-7、あの発射台が7sなのだ。
単純に考えれば、ロケットランチャーと同じ重さの拳銃ということになってしまう。
そしてそれが二丁。
両手で約14sの重量だ。一つだけでもそうだが、もうこれは二丁拳銃の重さじゃない。
「え、あの、その……そ、そうだ、剣はどうなんですか!?」
「リベリオンのか? えっとな……あ〜そうだ思い出した。44ポンドだ」
「よ、44ポンドぉ!?」
思わず黒ウサギは振り返って叫んでしまった。
彼女に頼まれて水門を開けていた十六夜はそれを見て咎めるように声を上げる。
「おい黒ウサギ、さっきからうるせぇぞ」
「え、あ、すすいません! でも、あの! ダンテさんの銃が、剣が!」
「ああ、あれか。俺も持たせてもらったけどな、滅茶重てぇんだよなーあれ。いったいどうなってんだ?」
「重たいってもんじゃないでしょうこれは!?」
思い返して十六夜はそんなことを淡々と告げるが、冗談ではない。
それもそうだろう。44ポンドといえば、20sにも及ぶとてつもない重さだ。
普通のロングソードが1,5~8s、人の身の丈ほどの長さであるツーハンデッドソードであっても3sがせいぜい。
クレイモアの中でも大きなものですら4,5sでしかない。
いや、これらはもう剣の中でもかなり重量がでかいほうにあたる。むしろ20sというのが異常すぎ
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