暁 〜小説投稿サイト〜
問題児と最強のデビルハンターが異世界からやってくるそうですよ?
Mission5・@ ~大切なもの~
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読み上げた。

『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。
 その才能《ギフト》を試すことを望むのならば、
 己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、
 我らの箱庭に来られたし』



*******



「「「「「よろしくお願いします!」」」」」

 キーン、と耳鳴りがするほどの大声で大勢の子供たちが叫ぶ。
 その声量の大きさと声の高さから、まるで四人は音波攻撃でも受けたかのような感覚を受けた。

「ハハ、元気がいいじゃねぇか」
「いいね、やっぱ子供っていうのはこうじゃなきゃな」
「そ、そうね」
(…………。本当にやっていけるかな、私)

 本当に笑っているのはダンテと十六夜だけで、他の二人はなんとも言えない複雑な表情を浮かべた。
 それはそうだろう。いくら同じコミュニティメンバーとしてこれから協力していくのだとしても、子供たちから一斉に挨拶をされれば多少怯んでしまうものだ。


 白夜叉とのゲームから少し時間が流れて、ここはコミュニティノーネーム≠フ本拠。
 あれからダンテを除く十六夜達は白夜叉にギフトゲームで挑み、勝利してからここへとやってきた。
 (他二人は不本意ながら)彼ら三人の代表を名乗り上げた十六夜曰く、「ありゃダンテを試すためにやったギフトゲームだ。俺らをまだあんたは試してねぇだろ、つーか暴れさせろ退屈だ」とのことである。
 前半部分の理屈なんぞぶっちゃけ取ってつけたようなものであり、後半のみが彼らの本音だ。
 白夜叉もそう言われることを予測していたのか、それとも彼らも同様に試すつもりだったのか、その準備を行っていた。
 彼女が十六夜達に設けたギフトゲームは、鷲の上半身と獅子の下半身をもち旋風を操るギフトを保持する幻獣、グリフォンを相手にする試練。
 力∞知恵∞勇気≠フいずれかを示し、彼の背に跨って湖畔を舞うとができれば勝利となるこのギフトゲームを買って出たのは耀だった。
 グリフォンと言葉を交わすことのできる耀は彼と語り合うことで己の勇気を示し、そしてその驚異的な身体能力を駆使することで見事にゲームをクリアして見せたのである。
グリフォンの背中に跨り、湖畔を舞うギフトゲーム。
 ただ聞けば簡単そうに思えるそれは、しかし実際はとても凡人にはクリアできない内容だった。
 空を飛ぶのグリフォンの飛翔スピードは凄まじいの一言であり、生じる衝撃波はそれこそ並の人間なぞ粉々になってしまう。また白夜叉のゲーム盤は冷気が立ち込めており、そんな場所の上空を疾風の如き速さで飛ぼうものなら体感温度はマイナス数十度にもなる。
 冷気、そして衝撃。この二つの難関で大抵の人間は敗北するのだ。
 だが……耀は超人的な身体能力を発揮することによって、見事このギフトゲームをクリアしてみ
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