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問題児と最強のデビルハンターが異世界からやってくるそうですよ?
Mission1 ~遭遇~
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「そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」
「いいじゃねぇか、ドジな女の子ってのも可愛げがあっていいもんだぜ? 出会いがしらにロケットランチャーを撃ち込んできたヤツなんかよりずっといいね」
「なにそれ、そいつとすっげぇ会ってみたい。なかなか退屈せずにすみそうじゃねぇか」
「あなたいったいどんな思考回路してるのよ……」
「私も理解不能」
話しかけているにも関わらず、それを完全に無視して自分たちで会話をする四人に黒ウサギは涙目になった。
死にかけた経験をしたにも関わらず、相手はこちらのことなど一切気にもかけないでいるというのが実に悲しい。
孤独はウサギの天敵だというのに、これは新手のイジメだろうか?
「あのー、御四人方様、話を聞いてくださりませんでしょうか」
「断る」
「却下」
「お断りします」
「No way(イヤだね)」
「あっは、取りつくシマもないですね♪」
前言撤回。話を完全に聞いていなかったわけではないらしかったが、これはこれでどうかと思う。
バンザーイ、と降参のポーズをとる黒ウサギ。
しかし、そんな中でも黒ウサギは冷静に四人を観察していた。
(肝っ玉は及第点。この状況でNOと言える勝気は買いです。まあ、扱いにくいのは難点ですけども……しかし、あの人は……)
そんな中でも特に黒ウサギが気にかけていたのは、ダンテだった。
別段容姿が気になるということでもない。銀髪に、裸の上からコートというのもこの箱庭の世界ではなかなかお目にかかることはないのだが、彼女がどこか引っかかっているのはその気配。
確かに気配こそ人間のものに違いないのだが、一部……というか半分ほど、それとは全く異なる気配が混じっていたのだ。
人間のものなどよりもずっと強力で、それでいて凶暴で邪悪。
神格の気配というよりも、まるでこれは……
(……悪魔?)
と、そんなことを黒ウサギが考えていたそのとき。
「えい」
「フギャッ!」
いつの間にか耀が不思議そうに黒ウサギの隣に立ち、黒いウサ耳を根っこから鷲掴んで引っ張った。
「ちょ、ちょっとお待ちを! 触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きにかかるとは、どういう了見ですか!?」
「好奇心のなせる業」
「自由にもほどがあります!」
少し油断した隙にこれである。
ずっと最初から観察をしていたのに、終始ずっとフリーダムであり続けた問題児四人を前にしてこんな愚行に及んでしまうとは。
不覚! と心の中で自らの失態を嘆く黒ウサギだったが、そんな彼女のことなどお構いなしに、不幸は続く。
「へえ?このウサ耳って本物
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