暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちと一緒に人造の邪神も異世界から来るそうですよ?
1話 邪神と人間の初接触
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十六夜「ハハ、マジかよ。じゃあ今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」

??「ハハハ!お前ら面白いな!初めてだぜ、ちゃんと会話してる人間見るのは」

十六夜「へぇ・・・こんな普通の会話を初めて、ねぇ・・・・」


ん?・・・なんで十六夜は俺のことを好戦的な目で見るんだ?ちょっと怖いぞ・・・いやまったく怖かないが。

とりあえずはやくそこにいる人、この状況を理解しているのなら出てきてほしいなぁ・・・


sideout


そんな彼らを見ている人影が、木の裏に一つ。


??(うわぁ・・・・・なんか皆さん問題児みたいですね・・・・・彼らと上手くやっていけるか心配になってきました・・・)


彼女がそんな心配をしている時、金髪の少年、逆廻十六夜が口を開いた。


十六夜「で、呼び出されたのはいいけどよ、何で誰もいねぇんだよ。こういう場合って、招待状に書かれていた箱庭とか言うものの説明をする人間が現れるもんじゃねぇのか?」


少年の言葉にビクゥッとなる彼女。


飛鳥「そうね、なんの説明もないままでは動きようが無いもの」

??「確かになー、はやくどっかからでてきてくれないかなー・・・かなー?」

??(・・・・ッ!!・・・あの方はもう私に気づいているようですね。そろそろ出てきましょうか・・・)


彼女がその場に姿を現わすのを遮るかのように十六夜がまた口を開く。


十六夜「じゃあこうなったらそこに隠れているやつにでも話を聞くか?」

??(!?!?あのかたも気づいていたのですか・・・!)

飛鳥「何だ、貴方も気づいていたの?」

??(ッえ!?!?・・・・あの女性も・・・まさか・・・)

十六夜「当然。かくれんぼじゃまけなしだぜ?そこのお前達も気づいているんだろ?」

耀「風上に立たれたら嫌でもわかる」

??「お、俺は気づかなかったな・・・・・そ、そんな所にだだ誰かいるのかぁ?」

十六夜「隠さなくたっていいんだぜ、それにしても・・・面白いなお前達」

??(まさか全員に見つかっているとは・・・これでは出るタイミングがぁ・・・!?!?)


彼女が出てくるタイミングを失ったのに気づいたのか、手術服を着ている少年は誰にも気づかれないように《力》を使い、彼女を引きずり出した。


??「な、何なんですか!?今のは・・・!?!?・・・・っは!?」


彼女は驚きをつい言葉に出しつつ気がついた、自分がこの世界に"招待"した4人が殺気の篭った冷ややかな視線を黒ウサギに向けていたのを。

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