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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第291話】
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、どこか悪戯する猫の様な印象も受けた。


「……生徒会長って、何でも出来るのですか?」

「うふふ。 ある程度はね? そ・れ・よ・り・も♪ お姉さんの姿、どうかな?」


 そう言ってまるでモデルの様なポーズをとるのだが、綺麗な生足が妙にいやらしく見え、さっきまでのラウラの迫りを完全に払拭するようなスタイルの良さに目が奪われる。


「うふふ。 ……ヒルト君には、お姉さんの大事な所……見せてあ・げ・る♪」

「え――――……ッ!?」


 頬を紅潮させ、エプロンの裾を両手で掴むとゆっくりたくしあげていく楯無さん。

 いきなりの事に、一瞬何が起きるのか理解が出来なかった――だが、少しずつエプロンがたくしあげられる度に、バクンバクンと、嫌に心臓の音が大きく聞こえる。

 そして、またもや欲望の塊が構築され、テントを張っていた。

 悲しいかな、これが男のサガというもので、思春期の俺の理性が少しずつ崩壊する音が頭の中で聴こえてくる――。

 そして、焦らす様にたくしあげていた楯無さんは、一気にエプロンを捲った。


「じゃん♪ 実は水着でした〜」


 たくしあげられたエプロンの向こう側にあったのは水色のビキニタイプの水着だった。

 何度か瞬きすると同時に、期待していた俺の希望ががらがらと崩れていく音が聴こえ、そのままがっくり突っ伏した。


「んふ。 残念だった?」

「………………」


 楯無さんの言葉に答えられない、てか期待しすぎて蛇の生殺しの目にあうとは――。

 構築されていた欲望の塊も大人しくなり、鎮静化すると――。


「……はぁっ、思春期の男子をからかわないでください……」

「あは♪ いいじゃんいいじゃん♪ ヒルト君って、何だか弄りがいがあるもの♪」


 悪戯っぽく微笑み、くるりと後ろを振り向くとお尻を此方に突き出し、軽く振っていた。

 ……これ、この尻を思いっきり叩いたら多分フルボッコだろうな。

 ボリュームのあるお尻を振る楯無さんを他所に、俺は部屋の中に入っていくと見慣れない私物が沢山部屋にセッティングされていた。

 ……てか、ベッド二つしか無いのにどうするんだろぅ……まぁ、寝袋あるから一応寝れるが。

 そんな事を考えていると、楯無さんはまた悪戯っぽく微笑み、若干前屈みで胸の谷間を強調させながら――。


「ヒルト君の使ってるベッドって、どれかな?」

「ん? 入って手前のそれがそうです」

「うふふ。 じゃあお姉さんは今日からこのベッドで寝るからよろしく〜♪ 何ならヒルト君も添い寝してくれる? ……えっちな事考えたら、お姉さんのお仕置きがくるけど――」

「……思春期の俺に、そういうのは鬼だ
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