第四十話 人造竜
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動く石像や魔法生物を倒しながら奥に進んでいくとセアはとある大広間に出た。
キルティア教において世界は女神ファーラムが世界を創り、そこに12人ないしは13人の使者を送ったとされている。
彼らはファーラムが創りし世界に降り立ったが、凶暴な邪竜たちが地上の神々や精霊を力で支配していた。
使者達はファーラムが創りし世界を取りもどす為に邪竜たちに戦いを挑んだ。
最終的にファーラムの助力を得て邪竜たちを退けた使者達は世界をファーラムの意思の下、正しい方向へ導き始めます。
邪竜たちに虐げられてきた様々な地上の神や精霊の助力をえて・・・。
しかしそんな地上の神々の中でファーラムを快く思わない神がいました。
闇の神・業神ケイオス、彼は邪竜に虐げられていても使者達が来るまで自分達を放置していたファーラムを憎んでいました。
彼は使者達を誑かし、使者達の心を悪に染めていき、地上を闇で覆い支配しました。
これを見かねたファーラムは黄道十二宮の紋章が刻まれた宝石を地上の使者達に送りました。
ケイオスは使者達にファーラムから宝石が届いたと聞き、彼らを呼び集めて宝石を見せるようにいいました。
だが、その宝石は宝石とは名ばかりの路傍の石ころに王道十二宮の紋章を描いただけのものでした。
その石からなんの力も感じなかったケイオスはファーラムも惚けたと言い使者達にそれ以上干渉しなかった。
その後、使者達が石を持って集まったときその石は神秘的に輝き、使者達の心を清め、地上を覆った闇を祓った。
こうして使者達は善の心を取り戻したが心の奥底で悪の心は燻っていた。
その状態の使者達がこの世界における知的生命体の祖先であるといわれている。
そして聖なる宝石が輝き、ケイオスの闇を打ち払う絵が大広間の天井に描かれていた。
そして大広間の中央に転移装置が設置されている。
「ここまで一本道だったからこの装置に触れるしかないか」
そう呟くとセアは転移装置に触れた。
すると転移装置を中心に魔方陣が浮かび上がりセアを別の場所に飛ばした。
ヴァンは迷子になっていた。
正確に言えば動くでかい頭の石像(以降デカ頭)3体と戦っているうちに落とし穴におち、落ちた場所にいたゾンビの大群に追われてはぐれてしまった。
「うわ〜、またか」
通路を進んでいると再びデカ頭が現れた。
デカ頭が体当たりをしてきたのでヴァンはそれをよけ、後ろに回りこみ斬り込む。
デカ頭の動力部に傷をつけたことでデカ頭は停止した。
そのまま進んでいくと・・・
「なんか、ひろいとこに出たな」
少し大きい広間になっており、壁一帯に壁画が描かれている。
そして部屋の中心に転移装置があり、セアが飛ばされてきた。
「セア、無事だったんだな!」
「よぉ馬鹿弟子・・・元気そうだ
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