第三十三話 影
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ている。
とりあえず全員の無事を確認し、中央に集まった。
するとミュリンが奥からこちらに向かって歩いてきた。
ミュリンは右手からなにかを落とし、それは青く輝き砕けた。
その光景を見てラーサーは顔色を変える。
それは人造破魔石だったのだから。
フランはミュリンに近づこうとしたが、ミュリンの背後にミストから溢れ、そのミストが集まり、不気味な影の形を成した。
その影は白く、目は黄色に光っており、禍々しさを見るものに感じさせる一方で何処か神々しさも感じさせる。
フランはその影に睨まれ、思わず足を止めてしまった。
数秒後、その影はやがてミストを放ちながら消えていき、跡形も無くなった。
そして影が消えたのとほぼ同時にミュリンは気を失い倒れた。
「なんだったんだ。今の・・・?」
ヴァンが少し怯えた声で誰に言うでもなくそう呟いた。
フランは倒れたミュリンを抱き起こした。
するとミュリンは目を開け
「姉さん・・・?」
そう呟くとミュリンはまた気を失った。
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