スーパーロボット大戦OG外伝
0540話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
だがな。
そしてその体勢のまま、再びランツェ・カノーネ2門を構え……次の瞬間、マルディクトの頭部が躊躇無くこちらを向いた。ミラージュコロイドを展開しているにも関わらず、だ。
「ちっ、また覇気とかそっち系統か!?」
舌打ちをしつつもトリガーを引く。
2門のランツェ・カノーネから放たれたビームが次々とマルディクトへと向かって殺到するが、時既に遅し。既にマルディクトは地を蹴って大きく跳躍してこちらへとその馬の前足の蹄に当たる部分を振り下ろしてきていた。
咄嗟にヒュドラに装備されているグレートグランドマスターキーを使いニーズヘッグの影から影槍を50本近く射出。それぞれがその鋭い切っ先をマルディクトへと向けて突き刺さんとばかりに殺到する。
だが、その殆どの穂先はマルディクトが全身から吹き出している炎を突破出来ずに燃やされ、消滅していった。何しろ咄嗟に放った影槍だ。影精の練り込みが足りずに強度的にいまいちだったのはしょうがない。
しかしそんな影槍でもアルティスの意表を付くのは十分だったらしく、蹄の振り下ろされる速度が一瞬だけ緩む。そしてその一瞬があれば十分だ!
T-LINKシステムを使って左側のヒュドラのスラスターを使い、その場で半回転。次の瞬間には空中から降ってきた蹄が地面へとクレーターを作り出していた。
「アダマンハルパー、起動!」
そのままアダマンハルパーを起動。ただしゼロ距離と言ってもいいこの至近距離ではいつもの大鎌では不利でしかない。なので咄嗟にこれまでにも幾度か使ってきた騎乗槍のような巨大なランスへと姿を変え、そのまま強引に騎乗槍の根本の太い部分でマルディクトの地面へと突き刺さっている足へと狙って振り抜く!
本来であれば、15m程度の小型機が出せる膂力ではマルディクトのような、どちらかと言えば特機に近い機体相手に腕力勝負は愚策でしかないだろう。だが、このニーズヘッグは動力炉を……それこそ桁外れのソレを3つも持っているのだ。そこから生み出されるエネルギーとT-LINKシステムを使った念動力の増幅により、振り抜かれた騎乗槍はまるでハンマーで吹き飛ばした小石の如く、マルディクトを100m近くも吹き飛ばす。
「ぐっ、な、何!? このマルディクトがあのような小型機に力で負けるだと!?」
唖然としたアルティスの言葉が通信で聞こえて来る。
それだけ向こうにしても予想外の展開だったのだろう。
その一瞬の隙を突くかのように、T-LINKシステムを使って全てのヒュドラを展開。それぞれの先端に3門ずつ装備している合計18門のビーム砲の内、15門。左真ん中のヒュドラ以外の全てのビーム砲を撃ち放つ。
まさにビームが途切れる事無く撃ち続けられ、同時にそれに紛れて左真ん中のヒュドラからT.T.ランチャーを発
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ