ストライカーズ編!
悪しき忌み子たち
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ハル(仮)とアキラ(仮)がライトニングの二人と出会う少し前。
アリシアがガジェットを倒している最中、同じように人を発見した。
その人はハル(仮)とアキラ(仮)と同じコートを着ている、体格的に男性。
ガジェットの中心にいながらも、攻撃はされていなかった。
「時空管理局本局、遺失物管理部、機動六課です。ガジェットのそばから離れてください」
見た目は小学生のくせにしっかりと仕事をするアリシア。
男性は体ごとアリシアの方を向く。
やはりフードをかぶっており、顔は見れない。
「・・・オリジナルか」
男性はアリシアにギリギリ聞こえるような声で呟く。
「オリジナル・・・?」
アリシアは男性の言うことが理解できず、少しその場で考え込んでしまう。
が、すぐに本題を思い出す。
「とにかく、おとなしく投降してください!」
「コピーならまだしも、オリジナルの言うことを聞くつもりはない」
男性はわけのわからないことを言う。
が、アリシアはコピーと言う言葉に覚えがあった。
そのとおりだとしたら、自分が「オリジナル」と呼ばれたことにも納得がいく。
「プロジェクトF」
確信付けるように、男性は言った。
そしてやはり、アリシアはその言葉で確信してしまう。
彼は知っているのだ。
自分がプロジェクトFの関係者であるということを。
「なぜあなたがそれを知っているのか、説明してもらいます!」
「断るといったはずだ。それにアキラとハルカがレリックを回収したことも分かったから、オレはこの場から離れる。じゃあな、オリジナル」
男性はそう言って電車の窓を壊して空へと逃げていった。
そして同時刻。
オレとリインが列車を止めようと操縦室に入ったときだった。
ほかのところと同じように真っ黒なフード付きのコートを着た人が一人いた。
「時空管理局本局、遺失物管理部、機動六課だ。おとなしく投降しろ」
オレはヤミを相手に向ける。
「・・・・・」
体格的に男だろうと思われるソイツは一度こちらに顔を向けただけで、それからずっと行動をしない。
自分から攻撃するのはなんとなくいけないと思ったからオレは相手が動くのを待つ。
一分と少しが経った頃だろうか。
彼はフードからギリギリ見える口を動かす。
「・・・九年前。ヴァレスティア」
微かに、そう聞こえた。
しかし、彼がソレを知っているはずがない。
九年前、春香・ヴァレスティアが誘拐されたことを。
あの事件は身内で騒ぎになった程度で、ニュースにはなっていないはずだった。
「なんで、知っている。お前は誰だ!」
オレはリインがいることも忘れ、彼に怒鳴る。
彼はオレの気も知らず、淡々と話す。
「【Bad Prohi
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