第一章
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っていた。何処までも彼等と権藤の野球に関する思想は異なっていたのである。
「ミスを恐れるな。ただ全力でプレイしろ」
権藤はこうも言った。敵のミスにここぞとばかり付け込むのが野村、そして森の采配の特徴である。ミスをしなければするように仕向ける。そしてそこから突破口を築く。これで長嶋はどれだけ負けたかわからない。
それだけにミスの恐ろしさもよく知っている。野村、森はミスを嫌った。
そうした野村や森の批判を権藤はものともしなかった。そしてそうした姿勢に深く共鳴する者もいた。
「流石は権藤さんだよ」
東尾であった。彼もまた投手出身だけあり彼の考えをよく理解できたのだ。
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