3・日常
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は朝から桃源郷が見れたからな」
「何となく判ったからいいや、んじゃな3人とも…っと、わり」
話を切り上げ振り返ると後を歩いていた少女にぶつかりそうになり、すっと身体を横にずらして避け…たつぎの瞬間に
「む、こなたに…と八坂であったか、気をつけよぶつかる所であったぞ」
「あぁ、不死川か、ホントすまなかった」
一人の和服を着た少女…不死川心、御三家と呼ばれとる古い家柄の少女…に頭を軽く下げる、ちなみに彼女F組みの生徒とはかなり仲が悪いのだが、元とはそれほどでもない。
彼女は相手を家柄や能力などで見る部分があり、比較的名の知れた八坂の家の者なので、余りきつく当たってこないのだ。
「ん、気をつけるそれじゃな」
そういって場を離れると、気配をほとんど感じさせず近づくメイド…忍足あずみ、忍びの一族出身の九鬼英雄の護衛…がすっと現れ
「おい八坂、姉の借金お前が返せや、これ証文」
「そういうのは俺より大和に言ってくれそっちの管理はあいつの仕事だ」
「ちっ、判ったよ、ったく…」
「フハハハハハ、我降臨である」
呟くあずみにあわせるように出てくる金のスーツに額に×印をつけた英雄…九鬼英雄、九鬼財閥の御曹司で、S組リーダー的存在、あずみの主…が声を掛けてくる。
「で、たくがどうした?」
「干拓事業について話していたんです、英雄さまぁっ☆」
声を掛けられた次の瞬間先ほどまでのある種棘のある態度から一辺、ぶりっ子の如く答えるあずみ
「ほう、干拓事業か、確かに色々と知るべき事が多いな、その知識九鬼にいかせよ」
「はいっ!」
「うむ、ではな八坂、一子殿によろしくな」
そういって、差って行く英雄
「ふぅー、危なかったぜ、見苦しい素を見られる所だったぜ」
次の瞬間には既に先ほどまでの様子に戻る。
「どうしたんですか?」
其処に声を掛けてきたのは、赤い髪に眼帯、軍服を来たマルギッテ…マルギッテ・エーベルバッハ、ドイツ軍人でクリスの姉的存在、クリスの護衛としてSクラスにいる…が声を掛けてくる。
「いや、これと一寸な、猟犬はどうした?」
「八坂ですか、私はクリスお嬢様を見守っていました」
「相変わらず過保護だな」
「ふ、褒め言葉と受け取っておきましょう、くれぐれもクリスお嬢様に無礼の無いように」
「あいあい、それじゃな2人とも」
「姉に会ったら一応借金の話しいっとけよ」
軽く会話して、離れF組みに入る。
自分の席に鞄を置いて、辺りを見渡せば朝から何かあったのか腕相撲をしているワン子とクリス、審判は羽黒だ。
男子は集まり
「おう元も
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