番外、出張中です
IF リリなの編 その1
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ス・ドリル・ストライクで開けた風穴は振り返る頃には既に半分以上塞がっていた。しかし、再生に力を回している所為か動きが止まっている。これは良いサンドバックだね。なら次は左腕に仕込んだアレを使おう。
左手に魔力を通すと、自動的に術式が作動し絶対零度を纏う。再びシャンタクで接近し、左手の貫手を放つ。
「ハイパーボリア・ゼロドライブ!!」
苦い思い出がかなりある術ではあるが、威力はお墨付きであり、使用出来るのなら使用するのが僕のポリシーだ。全身が凍り付きながらも未だに再生を続けるダゴンに呆れながらも右手にも魔力を集中させて術式を発動させる。本家の技術をそのまま転用したそれは、無限の熱量を産み出し、僕はそれを叩き付ける。
「レムリア・インパクト!!」
さすがに耐えきれなかったのかダゴンはコアの部分を残してその身体を消滅させる。僕はそのコアを握り込み、両腕に魔力を等分に込めて対消滅を起こさせてコアを完全に消し去る。
そして、事件を解決した僕ははやてと守護騎士、知らない間に増えていた融合機のリィンフォースを連れて僕達の世界に案内した。はやてにはスペードの8を与えて堕天使となってもらった。リィンフォースの方の不具合はドクターの遺産にあったアンドロイド技術と魔術と錬金術を複合させた物を使って新たな身体を与えた事でどうにかなった。しばらくは守護騎士達とはやてを鍛えながらのんびりと過ごそう。チラシをはやての友人の少女に渡して来たから、たまには向こうの世界に遊びに行けるだろう。さてと、久しぶりにルゥの所に顔を見せに行こうか。前に会ったのは子供が産まれたときだっけ。それからドクターの墓に報告にも行かないとね。アンタのドリルは最高だったってね。
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