番外、出張中です
IF リリなの編 その1
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し安うならへん?」
「とは言っても、これで赤字にならないギリギリの値段なんだけどね。そもそもなんでダゴンらしき物が居るの?」
そしてようやく説明してもらったのだが、闇の書は過去の持ち主によって改変されて内部でバグが発生し闇の書の完成と共に周囲に破壊を齎す兵器と化していたそうだ。そして現在はバグの部分を切り離したのだが、そのバグがダゴンを形成したそうだ。闇の書は奪った魔力から魔法をラーニング出来たりするので、それが混ざり合った結果がダゴンなのだと彼女達は推測したそうだ。
「なるほど、半分位は僕の責任だね。ダゴンが形成されたのは僕の魔力の影響だろう。しかも闇の書の半分は僕の魔力から出来ているからね。大負けに負けて、はやて一人が眷属になる事でなんとかしよう」
「それでええよ。あっ、シグナム達も一緒でええか?」
「使い魔として仕事を手伝って貰う事はよくあるから問題無いね。給料とか保険とか待遇とか仕事の内容の説明に関しては後日にしておこう。まずはダゴンをどうにかしないといけないからね」
僕が持つ魔導書の中でも最も異色で強大な魔導書、死霊秘法血液言語・混合版を取り出す。4冊の死霊秘法の精霊の協力を得て産み出した、現在のオリジナルに最も近い魔導書だ。実戦で使うのは初めてだが、不安など無い。
「汝は、憎悪に燃える空より産まれ落ちた涙
汝は、流された血を舐める炎に宿りし正しき怒り
汝は、無垢なる刃
汝は、『魔を断つ者』」
聖句を唱えると共に現れるは第5のデモンベイン。鬼戒神ではない鬼戒神。僕の持てる全ての力と知識と人脈をつぎ込んで建造した新たな刃。それがこのデモンベイン・セイバー。
デモンベイン・セイバーが顕現すると同時に僕の身体が頁の様に解けて操縦席に転移する。ダゴンはすぐさまデモンベインに攻撃を仕掛けるけど、一切の傷も衝撃も与える事が出来ずに居る。
「システムに異常は無いね。さすがはドクターの最終作品だ。さあ、僕らの初陣を飾ろうか」
両手足に生えているシャンタクに魔力を送り込み、空を駆ける。そのままティマオイスとクリティアスにエネルギーを回し、ドクターが組んだプログラムを走らせると同時に機体が高速回転を始める。そしてそのまま足からダゴンに突撃する。
「アトランティス・ドリル・ストライク!!」
ドクターがどうしても引かなかった自分のロマンであるドリルを搭載すると言うのを自重してもらうために、妥協点としてアトランティス・ストライクの派生としてプログラムを走らせる事によって理想的な回転で機体そのものをドリルに見立てるアトランティス・ドリル・ストライクを搭載し、かつ初起動時に使用すると言う契約はこれで完了した。
アトランティ
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