暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
十字架を背負いし神意の執行者〜Predestination〜
[5/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
それが今、解放された。それと同時に本来の姿を取り戻す。私は髪の長さと身長が元に。ルシルも髪の長さが元に戻った。次に私は白の外套と純白の“第三聖典”を。ルシルは黒の外套と漆黒の“第四聖典”を手にする。仮面は具現化させなかった。視界を狭める可能性があるから。
「さて。早々に終わらせ――ば、馬鹿な・・・!?」
「?? っ・・・うそ・・・なんで・・・!?」
戦闘を開始するために位相転移で移動しようとしたとき、私たちの視界にあってはならないモノが映った。
「くっそっ! やられた!」
私たちの上空に現れたのは「LS級艦船・・・・!」だった。時空管理局が有する次元航行艦の一種、大気圏内活動に優れた小型のLS級の戦艦5隻。そしてもう1隻。あの黒くて大型の艦船は確かXV級の次期主力艦のひとつ・・・。
『こちら時空管理局本局・次元航行部隊所属、クラウディア艦長クロノ・ハラオウン』
「「クロノ!?」」
クラウディアから聞こえてきたのはクロノの声。偽者かと思ってルシルに視線を向けると、本物で間違いないって、首を横に振って応えた。
『界律の守護神、4th・テスタメント及び3rd・テスタメント。テルミナス様が命により、この場で殲滅する』
テルミナスが時空管理局を掌握した。私たちにとって最悪過ぎる状況になった。
「・・・ルシル」
本局が落とされているなら、六課も落とされていると考えていい。なのは達が敵になる。しかも操られて。そんなの嫌だよ。
「仕方がない。シャル、君は六課にい――」
「えっ!? ルシル!? ルシル!!」
消えた。ルシルが一瞬でその姿を消した。今のは位相転移のようだけど、いきなり過ぎる。
「シャルロッテ、お久しぶりっス!」
「ウェンディ!? それに・・・・確かトーレ、クアットロ、セッテ・・・」
悲嘆に暮れる暇もなく、いつの間にか私の背後に居たウェンディら施設組の姉妹たち。それに軌道拘置所に容れられているはずの戦闘機人3体。ウーノとかいうのは居ないみたい。その身に纏っているのは、かつての事件で着ていたバトルスーツ。きっちり武装していて、いつでも戦えると言える格好。
「テルミナス様の御命令でぇ、あなたを殺しまぁす♪」
相変わらずムカつく喋り方のクアットロ。そう、私の相手は姉妹たちにさせるというわけ・・・。
「テルミナス・・・絶対に殺す・・・・!」
正直、トーレたち拘置所組はどうでもいい。けどチンクを始めとした施設組だけは殺したくない。この娘たちとはそれなりに交流も深めたし、特にウェンディとは仲が良い。
「ムリだね!」
「っ!?・・・へぇ、その姿、ひとつになったというわけ、大罪ペッカートゥム」
視線の先、7体の分裂体じゃなく、1つと
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ