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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
乙 G
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「団長が消えた、か・・・いやでも、まだ行方不明のやつらが・・・」
一輝がステージから降りながらそう呟くと、そのタイミングでステージが揺れ、サーカスが一気に廃墟になる。
「どういうことよ、これッ!!まるで廃墟じゃない!私達、まだ誰かのイメージを」
「いや、団長はもう消えたんだし、それはないだろ。多分、これが本来の姿なんだ。」
飛鳥の問いに、一輝が警戒しながら答える。
そして、そんなところに愉快な声が響き渡る。
「アハハハハ。まだ戦いは終わらせナイヨー♪」
「こ・・・この癇に障る声は・・・」
「まさか・・・」
「そのまさかだろうな。」
「え、何?皆なに言ってるの?」
一輝はその声に心当たりがないため、全然話についていけていない。
「ここで選手交代っ」
そんな中、五人の目の前で油絵具が集まっていき、
「ダンチョーに代わっテ、このボクがオ相手しヨウじゃないかーっ!!!」
なんだか、残念そうなイケメンが現れた。
女性陣がその姿にヒソヒソとディスり、少しショックを受けている。
「やっぱりまだ生きてたのか、ねじ切れ太!」
「どさくさニ紛れて変ナあだ名ツけるのやメテくれナいかな?」
「まさか、ねじ切れ太って、あの・・・!?」
「君モ納得しナいでクレるかな?ピエールだよ!」
ピエールとは、たいしたことも出来ずに一輝に燃やされたピエロのことである。
そして、一輝の知らなかったことがいくつか十六夜によって明かされた。
「まあまあ、そう目くじら立テナいでよ。気ニなってるンでしょ?行方不明者がドコにいルのか?」
そう言いながらピエール(以下ねじ切れ太)は両手を広げる。
「ダカラ連れて来てあげタんだヨ!!」
その瞬間、ねじ切れ太の背後にたくさんの人が現れる。
恐らく、彼らがサーカスに取り込まれた人たちなのだろう。
「うわー、結構いるなぁ・・・白夜叉。」
「なんじゃいなんじゃい。私はここでおせんべい齧るのに忙しいんじゃい。」
「まあまあ、そう拗ねないで。」
一輝はそう言いながら白夜叉の肩をつかみ、ねじ切れ太のほうを向かせる。
「そうだぜ白夜叉、このショーも、大詰めだ!」
「いいヨいイよ。全員まトめてかかってオいで。皆でワイワイ楽シんデ、拍手喝采のフィナーレとイこうじゃなイか!!」
そして、大乱闘が始まる。
「さあ皆さん!いよいよゲームも大詰めです!!相手は取り込まれていたコミュニティの方々!迂闊に手を出せない以上ここはやはり作戦会議を、って、もう既にガンガンいってるー!!!」
黒ウサギが何か言っている間にも、問題児達はとらわれていた人たちと戦っている。
迂闊に手を出せない?何言ってるの?といった感じで。
「こんな大混戦じゃ策な
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