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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
乙 G
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サウザンドアイズ、白夜叉の私室。

「・・・と、そんな出来事もあり、奴等とおるのは退屈せんで良いぞ。まぁ仲良くやるのだな、ペスト。」
「へぇ、それは面白そうだねっ。」

白夜叉がペストに話しかけると、それに別の人物が返事を返した。

「ほう・・・久しぶりだのう、ヤシロ。」
「おん、久しぶり白夜叉お姉さん!そっちのペストちゃんは始めまして、かな?」

ヤシロが笑いながら話しかけるが、ペストは一切反応しない。

「それで、何のようじゃ?一輝に頼まれておるから手は出さんつもりだが、事としだいによっては・・・」
「ううん、そんな殺伐としたことじゃないよ。私のゲームをクリアした人のことを聞きたかったのと、前もって報告しとこうかな、って。」
「なにをだ?」
「近々・・・といってももう少し先、収穫祭の前くらいに、下層で勧誘活動するから。」

ヤシロはそう、はっきりと伝えた。

「よいのか、階層支配者である私にそんな事を言って?」
「うん。それに、もしかしたら伝えておけば私のゲームをクリアしたお兄さんに会えるかもしれないし。」

そう言いながらヤシロは出口へと向かって行く。

「話しはきかんでよいのか?」
「うんっ。さっきの話で十分。あとは、お兄さんに直接聞くよ。じゃあね!!」

ヤシロは元気にそう言うと、これまた元気に走り去って言った。

「さて・・・いつ一輝に伝えようかのう・・・」

そこには、面白そうに笑みを浮かべる白夜叉と、以前無口なペストだけが残った。

「とりあえず、まずはおんしじゃペスト。これに着替えよ!」

訂正。変態と、その被害者だけが残った。

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