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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
乙 E
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ですよーーっ!!!」
「・・・・・・」
そして、対する団長は「ふっ」と鼻で笑い、
「せやな。」
「すみません・・・今回たいして何も出来てないのに調子乗っちゃってスイマセン・・・」
ほんの三文字で、黒ウサギを返り討ちに合わせた。
「にしても、妙だな・・・向こうが追い込まれてるはずなのに、なんだか余裕そうだし・・・」
「確かに、何か裏があるのかもしれませんね。でも!!」
早くも復活した黒ウサギは、十六夜を手で示し、
「ノーネーム最強問題児の十六夜さんがひとたび暴れれば、」
「いや、俺もうお前と戦っちゃってるし、参加できないぞ?」
「え?」
「はい、黒ウサギ。契約書類。」
黒ウサギは契約書類を読んで、十六夜にはもう参加資格がないことを知る。
「うむ、そう言うわけだから今度こそ私が、」
「んじゃ、次は俺が行ってくる。」
「「「行ってらっしゃい。」」」
勢いづこうとした白夜叉を無視して、一輝がステージに上がる。
「じゃあ、お相手願いましょうか、団長さん?」
一輝はそう言いながら水を漂わせ、戦闘準備を整える。
「へえ・・・じゃあ、ゆっくり調教してあげようやないの、坊や。」
「悪いけど、そっちの趣味はねえよ!」
団長が鞭を放つのに対し、一輝は水と日本刀で応戦する。
ここで量産型妖刀を抜かないのは、十六夜から言われたことを確認するためだ。
「なんや、防いでばっかりで張り合いありませんなあ。これなら白夜叉はんがきたほうが面白みがあったんとちゃいます?」
「それは、期待を裏切って悪かったな。」
「・・・ふん。まあ何しろ」
挑発に乗ってこない一輝に少しつまらなさそうにしながら、団長は続ける。
「坊やは絶対、私に勝てまへんけどな。」
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