暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
破滅運び来たる災厄 〜Apollyon〜
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して次の瞬間、隊員のほとんどが一斉に倒れた。
†††Sideフェイト⇒なのは†††
この感じ。私は知ってる。半年前にも肌で感じた圧倒的な威圧感。“ペッカートゥム”と呼ばれた人の形をした人ではないモノ。その内の1体ベルゼブブと呼ばれた、とんでもない男の人。その感じに似て・・・違う、似てるなんてものじゃない。いま私たちの目の前に居る少女の方が圧倒的に上だ。
「クスクス。あなた達も上官に逆らうんだ。はやてと同じというわけ。組織に身を置くなら、多少の不条理な事くらい目を瞑らないとやっていけないんじゃないの?」
(はやてちゃんと同じ・・・?ということは、はやてちゃんもこの任務に逆らったってこと・・・?)
「テメェ・・・はぁはぁ・・・ペッカートゥムって・・・はぁはぁ・・・奴か!?」
「っく・・・ペッカートゥムだと? 生き残りはレヴィヤタンだけではなかったのか・・・!?」
≪≪Anfang≫≫
ヴィータちゃんとシグナムさんがデバイスを起動。でも立っているのもやっとだっていうのが判る。それほどまでに放たれる威圧感が強大すぎる。
「クスクス。へぇ、私の威圧感に耐えるだけじゃなくて、そこまで・・・。クスクス。さっきのはやてと同じ。この娘も私の威圧感に逆らって攻撃してきたの」
「「「「っ!!」」」」
「はやてちゃんとリインちゃんに何をしたの!?」
「我らが主と家族に手を出した罪、決して軽いものではないぞ!」
はやてちゃんとリインがおかしくなったのはこの娘の所為で間違いない。きっとリンディさん達も、この娘に・・・。
「レイジングハート!」
≪All right. Barrier Jacket standing up≫
もしそうなら、シャルちゃんとルシル君の命を狙ってるのは、はやてちゃんを操ってるこの娘だ。
「バルディッシュ!」
≪Barrier Jacket, Impulse Form. Set up≫
意識が落ちそう。心が折れそう。怖い。とてつもなく怖い。だけど、負けられない。負けちゃいけない。負けたら、シャルちゃんとルシル君の身が危うくなる。
「クスクス。
大罪
(
ペッカートゥム
)
を知るなら理解できるでしょ? 私に傷一つ付けられないって」
判ってる。本能が警鐘を鳴らし続けてる。勝てない。勝てるわけがない。そもそも戦いにすらならない。目の前に居るのは、私たち人間がどうこう出来ない超存在。
「だからって退けるかよ! アイゼン!」
「レヴァンティン!」
≪≪Explosion≫≫
「レイジングハート!」
「バルディッシュ!」
≪≪Load cartridge≫≫
フェイトちゃん達と同時に仕掛ける。
「クスクスクスク
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