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破滅運び来たる災厄 〜Apollyon〜
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ですー」

「遅かったね、はやて。やっぱり仕事が・・・?」

「ん? リンディさん達とな、ちょっと話しとったら遅くなってしもた」

「母さんと? もしかして何かあった?」

はやては母さんと話していたみたい。それに“たち”ってことは、きっとクロノも一緒だったのかもしれない。

「んー、そうやなぁ・・・。ちょうどみんな揃てるし、話とこか。えっとな、こんな時にごめんやけど、少し仕事の話させてもらうな」

そう言ってはやては近くにあった1つのイスに腰掛けた。仕事の話ということで、みんなも黙って近くのイスに座りだして、私もイスに座って話を聴くことにした。

(それにしても、解散まで日もあまりないのに仕事ってなんだろう?)

よく見てみると、なのはやシグナム達も少し疑問を浮かべた表情をしてる。考えてることは私と同じなのかもしれない。

「ついさっき、この機動六課の後見人であるリンディ・ハラオウン総務統括官。それに次元航行部隊のクロノ・ハラオウン提督。そして聖王教会の騎士で、管理局理事官のカリム・グラシア中将から、ある任務の話を受けた」

やっぱりクロノもだ。それに騎士カリムまで。3人が同時に会して持ち出してくるような任務って、結構大事なのかもしれない。

「その任務は、武装隊栄誉元帥ラルゴ・キール。法務顧問相談役レオーネ・フィルス。本局統幕議長ミゼット・クローベル、本局支局の他将校8名の連名によるものでな」

はやてから告げられた事はとんでもないことだった。伝説の三提督の名前が出たことで、重い緊張感が一気にこの場を支配した。それに将校8人。名前は言われなかったけど、8人となると異常事態だ。

「あ、ごめんな。そんな緊張せんでもええよ。すごい有名人の連名による任務やけど、やることはそんな難しい事やない。リイン」

「はいです。まずは機動六課設立の理由なんですが、一応、機密事項でしたのでみなさんにお話し出来ませんでした」

はやてからリインに任務の説明役が変わった。リインがまず最初に話しのは“機動六課”設立の真実。
それを知るのは私たち隊長陣と協力者であるルシルとシャルだけ。
リインから部隊のみんなに語られる、騎士カリムの予知能力の事。スカリエッティ事件が、事が起きる前にすでに予知されていた事。そして管理システムの崩壊を阻止するために、この“機動六課”が設立された事。その真実を知った隊員たちはみんな息を飲んで、ただ黙って聞いていた。

「――そして、私たち機動六課は無事に任務を遂行した、ということです」

“機動六課”の真実を語り終えて、リインが大きく深呼吸。私たちも改めて聞いて、やっぱりすごい部隊だって再認識した。

「おおきになリイン。でな、ここからが本題というわけや」

またはやてに説明
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