暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
破滅運び来たる災厄 〜Apollyon〜
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! 私が時間を稼ぐ! なのはちゃん達にすぐ逃げるように言って!」

“夜天の書とシュベルトクロイツ”を起動。相手にならんのは始めから解ってる。私じゃ絶対に勝てへん。それでも、絶対に貫きたい意地が私にある。

「はやてちゃん、でも・・・!」

「早く!」

テルミナスに向けて“シュベルトクロイツ”を全力で振る。コイツがベルゼブブの以上の怪物なら、私たちの魔法は効かんゆうことや。

「(そやったら力づくの物理攻撃で退かすだけや!)・・・えっ?」

「クスクスクス。ただの幻相手に物理攻撃なんて無意味なの。残念でした。本体(わたし)はこの世界には居ないの。だってまだその刻じゃないから」

“シュベルトクロイツ”がすり抜けた。そのまま勢い余って無様に転倒。最悪や・・・こんなん。

「クスクス。でも、幻といえこの終極(わたし)に攻撃の意思を見せて実行したのには純粋に驚いたの」

「「っ!?」」

また、いつの間にかの移動。今度は倒れたままの私と視線を合わせるようにしゃがみ込んで笑みを浮かべとる。不愉快な笑み。視線を合わしとるのに、明らかな見下しが感じ取れる。

『はやて。今一度命令します。ルシリオン・セインテスト・フォン・フライハイト』

『シャルロッテ・フライハイトの両名を』

『襲撃。そして撃破、殺害しなさい』

「クスクス。というわけで、ちょっとの間だけ、その体の命令権借りるね」

「はやてちゃん!」

「づっ!?」

急に意識が落ち始めた。

(いや・・・シャルちゃん、ルシル君・・・助けて・・たすけ――)て・・・」

†††Sideはやて⇒フェイト†††

「はやてとリイン、遅いなぁ・・・」

「主はこの隊の長だ。そしてリインもまた補佐を務めている。その仕事量は計りしれんものだろう。多少の遅れも仕方のないことだ」

朝早くから準備をしていたおかげでほとんど終わった。あとははやてが作る料理だけなんだけど、そのはやてがなかなか来ない。

「そうだよなぁ」

私たちも昨日の内にかなりの量を片付けたけど、やっぱりまだ終わってない。でも、それでもルシルとシャルの誕生日をお祝いしたい。だからパーティー後に仕事が待っていると判ってても苦じゃない。

「じゃあ私がはやてちゃんの代わりに――」

「ダメに決まってんだろ」

「えええぇぇっ!?」

シャマル先生とヴィータのやり取りにもちょっと飽きてきた。ただ待っているのも退屈だから、みんなでルシルとシャルに贈るプレゼントを何にしたか話をしていると、「ごめんな、みんな。お待たせや!」はやてと、「お待たせですー!」リインがやって来た。

「お疲れさま、はやてちゃん。リインも」

「おおきになぁ」

「ありがと
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