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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
破滅運び来たる災厄 〜Apollyon〜
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』
『ああ。君たち機動六課には、シャルとルシルと戦ってもらわなければ』
「っ! カリム!? クロノ君!? な、なんで・・・!?」
「っ!?」
さらに2つのモニターが追加。追加されたモニターに映るんはカリムとクロノ君。2人ともリンディさんと同じ六課の後見人や。
『機動六課部隊長・八神はやて。改めて命令します。時空管理局理事官カリム・グラシア』
『時空管理局次元航行部隊提督クロノ・ハラオウン』
『時空管理局総務統括官リンディ・ハラオウン。そして、武装隊栄誉元帥ラルゴ・キール。法務顧問相談役レオーネ・フィルス。本局統幕議長ミゼット・クローベル、他将校8名の連名による命令です。シャルロッテ・フライハイトとルシリオン・セインテスト・フォン・フライハイトの2名を――』
『『『撃墜、殺害しなさい』』』
(な、なんやそれ・・・? そんな大事にまでして、どういうつもりなんや・・・?)
そこまでしてシャルちゃんとルシル君を殺せってなんでなん。これが本当なら管理局の上層部すらも、2人の殺害命令に同意したってことや。
「なんで・・・なんで、シャルちゃんとルシル君を・・・?」
声が震えるんが判る。ううん、それだけやのうて体も震えとる。
「はやてちゃん・・・」
リインがそっと私の手に、その小さな手を重ねてきた。
『クスクス。ねえ? 部下は大人しく上官の言うことを聞くべきじゃないの?』
「「っ!?」」
いきなりカリムの後ろに現れたんは女の子。スバルとかティアナくらいの歳。桃色がかった長髪に翠の瞳。そして白いソックス以外が全部黒い服の女の子。
「な、なんや・・・あんた・・・?」
聞くまでもなく解る。カリムの側に居るアレは人間やない。そうや。この感じ、“ペッカートゥム”のベルゼブブと同じ・・・。違う。全然違う。そんな生易しいもんやない。ベルゼブブ以上の怪物・・・。モニター越し、そしてすごく離れている距離やとゆうのに、ここまでハッキリ感じる威圧感。
「あんたの・・・仕業なんか? リンディさん達がおかしいんわ・・・?」
『クスクス。ねぇカリム。あなたの能力
預言者の著書
(
プロフェーティン・シュリフテン
)
を見せて』
『はい。我らがご主人様の御言葉のままに』
「カリム!? カリムに触るな!!」
椅子に座るカリムの肩に手を置く怪物に怒鳴る。たったそれだけでも心が折れそうや。
『クスクス。ありがとう、カリム。そしてよく聴いてね、八神はやて。コホン。では。旧い結晶と無限の欲望が集い交わる地。死せる王の下、聖地より彼の翼が蘇る。使者たちは踊り、中つ大地の法の塔は虚しく焼け落ち、それを先駆けとし、数多の海を守る法の船は砕け落ちる』
「はやてちゃん、これって
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