暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
破滅運び来たる災厄 〜Apollyon〜
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た。

「どうかしたのかな、お嬢さん?」

「クスクスクス。人を捜しているの」

「そうなのかい? だったら名前を教えてくれるかい?」

「クスクス。リンディ、クロノ、ユーノって3人を」

「え・・・?」

ヴェロッサの質問に答えた少女。その少女の視線はすでにヴェロッサの背後で倒れそうになりつつ、それでも必死に意識を保とうとしているクロノとユーノに向けられていた。ふと、少女の視線に倣ってヴェロッサは背後へ振り向き、ようやく友の異常に気付いた。

「クロノ!? スクライア先生!?」

ヴェロッサはすぐさま2人に駆け寄り様子を診る。だが原因が判らないため医務官を呼ぼうとしたのだがが、「クスクスクスクス」少女の笑い声を聞き、そのままヴェロッサは意識を手放し倒れた。続いてクロノとユーノ。彼らもまたついに膝が折れ、その場に倒れ伏した。

「ルシリオンと関わっていながら、あまり強くはないのね」

倒れ伏している3人を見下ろしている黒の少女。その少女が今まで通ってきたであろう廊下には、何十人という管理局員が倒れていた。

†††Sideはやて†††

リンディさんは今、確かにシャルちゃんとルシル君を殺せって。

「えーっと、リンディさん。そうゆう冗談は嫌いなんですけど・・・」

相手がリンディさんであっても、そんな悪質な冗談は許せへん。そやから少し不機嫌そう(実際不機嫌やけどな)にそう返した。

『うふふ』

「リンディさん・・・?」

『これは冗談じゃないのよ、はやてさん。シャルロッテさんとルシリオン君を、本当に殺す気で襲撃してほしいの』

今度こそ絶対に聞き間違いやなかった。

「な、なんでですか!? シャルさんとルシルさんが何をしたっていうですか!?」

「リイン・・・?」

リインが大声で怒鳴った。そんなリインは今まで見たこともないほどに怒ってる。そのまま私とリンディさんの映るモニターの間で割って入って・・・

「いくら六課の後見人のリンディさんの命令でも、それは絶対に聞けないです! そうですよね!? はやてちゃん! シャルさんとルシルさんを撃墜なんてしないですよねっ!?」

そう力強く断って、そして私にも同意を求めてきた。

「リイン・・・。うん、そうやね。リインの言う通りや。リンディ総務統括官。機動六課部隊長・八神はやて、以下機動六課はその御命令には従えません」

親友を殺す任務。どんな理由であっても聞くわけにはいかん。シャルちゃんとルシル君は、なのはちゃんやフェイトちゃん達と同じ、私ら八神家の大事な命の恩人。そしてとても大切なかけがいのない親友。その2人を撃墜するやなんて、たとえ管理局をクビになることやとしても聞くわけにはいかん。

『それは困るわ、はやて
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