暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
予言成就への序曲 〜Nightmare〜
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ね」
「う、うん。ありがとうアリサ」
「また明日な、アリサ」
「えっと、じゃあ朝の7時にまた。今日は本当に楽しかったよ」
「うん。ありがとうすずか。また明日」
「ああ。また明日。すずか」
アリサとすずかと今度こそ別れた。
「さて、今からエイミィのトコ行って、それからフライハイト家ね」
「・・・ああ・・・」
「なに? まだ慣れないわけ?」
ルシルは一応の家族であるフライハイト家が若干苦手。まぁ大戦時に命と魔道を懸けて死闘を繰り広げた敵が家族だって言うんだから当然な気もするけど。
「おお! やっと来たねシャルちゃん、ルシル君♪ いらっしゃーい、ささ、上がって上がって」
ハラオウン家に到着。出迎えてくれたのは、今では人妻なエイミィ。
「うん、おじゃましまーす!」
「お邪魔しますっと。本当に主婦をしているんだな、エイミィ」
「ん? それはどういうわけか教えてもらおうかな、ルシル君?」
夕飯の準備をしているのか、エイミィはエプロン姿だった。
「ルシル! シャル! 久しぶりだな!」
「「アルフ!!」」
部屋の奥からやってきたのはアルフだ。
「遅いぞ2人とも。あんまり遅いからカレルとリエラ、眠っちゃったじゃん」
アルフがすこ〜し不満そうに呟いて、部屋の奥を見るように促してきた。私とルシルはそれに頷いて、ゆっくりと双子兄妹を起こさないように覗く。
「わぁ、可愛い♪」
「だろう?」
「でしょでしょ?」
「髪はエイミィで、瞳はクロノを継いでいるわけか・・・。やっぱり2人の子供なわけだ。へ〜・・・可愛いなぁ」
もう私には子供を産むことの出来る体はないけど、やっぱり憧れだ。
「どしたの、シャルちゃん?」
「え? ううん。幸せにね、エイミィ」
「え? なに? 本当になんなの?」
「なんでも〜い♪」
らしくないなぁ、今日の私は。
「?? ふ〜ん。あーそうだ。夕ご飯はどうするの?」
「夕ご飯? えーっと、一応家に帰ってから、家族と食べるつもり」
「そっか。まぁそうだよね。ちょっと残念だね」
「ああ、本当に残念だ」
本気で残念そうにしないで、ルシル。
「じゃあもう帰るね。エイミィ、アルフ」
「ん。また遊びに来てねシャルちゃん、ルシル君」
「またな〜♪」
「はぁ、帰りたくないなぁ」
「我・が・ま・ま・言・わ・な・い・の」
「あはは。またねルシル君、シャルちゃん」
「ああ。またエイミィ、アルフ」
「またねー」
「おー!」
エイミィとアルフに見送られながらハラオウン家を後にする。今度はカレルとリエラが起きている時に来てみたい
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