暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
予言成就への序曲 〜Nightmare〜
[8/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「やだ、シャルちゃんったら♪ でも、もう桃子母さんって呼んではくれないのね・・・」

「おいおい桃子。シャルちゃんも困ってるだろ?」

「クスン」

「えーっと、美由紀さんは今日は・・・?」

無理やり話題を変えたな。

「今日は友達と出かけているのよ。もう、シャルちゃん達も連絡くらいしてほしかったなぁ」

「「す、すみません」」

咄嗟に謝ってしまった。桃子さん強し。それから少しずつ客足も増えてきたことで、士郎さんと桃子さんが離れていった。そして注文した料理を頂くがやはり美味しかった。母の手料理というのが世界で一番おいしいとよく聞くが、まさしく真理だ。それから随分と翠屋で話しこんで、気付けば16時を回っていた。これ以上はさすがにまずいと判断。なのは達へのお土産も買い、その帰り際に・・・

「ねぇシャルちゃん、ルシル君。写真いいかしら?」

そう桃子さんにお願いされ、もちろん快諾。翠屋の前で撮った、家族ではないのに家族写真のようなもの。なのは達がこれを見たらどう反応するだろうか。少し楽しみだ。

†††Sideルシリオン⇒シャルロッテ†††

「おいしかったです。ごちそうさまでした、士郎父さん、桃子母さん」

「シャルちゃん・・・。ああ、お粗末さまでした」

「またいらっしゃいね、シャルちゃん。ルシル君も。愛情たっぷりの料理を振舞うから♪」

「「はいっ!」」

少し照れくさかったけど、やっぱり士郎さんと桃子さんは、私のもう1つの家族だから。私たちの姿が見えなくなるまで店の外で見送ってくれた士郎父さんと桃子母さん。今、すごく泣きたい。けど泣けない。だってルシル達の前だから。涙もろくなった私にはかなりの精神力が必要だったけど。

「今日はありがとう、アリサ、すずか。すごく楽しかった」

「ああ。充実した休日を過ごせた。すずか、アリサ、ありがとう」

「ちょ、何よ改まって2人とも。あたし達だって楽しめたんだから・・・だから、ありがとう。シャル、ルシル」

「私もありがとう。シャルちゃん、ルシル君。今度はなのはちゃん達と一緒に帰ってきてね。そうしたらもっと楽しい休暇になるよ♪」

「ああ。そうだな。その通りだ。今度は必ずみんなで来るよ」

「うん。きっとまた」

2人と別れる。とその前に「ねぇ、明日何時にミッドチルダに帰るの?」アリサが聞いてきた。

「時間? どうするルシル?」

「明日の午後には仕事があるからなぁ。朝の7時くらいか・・・」

「朝の7時。間違いないわね、ルシル」

「あ、ああ。朝の7時」

「ん。じゃあ見送りに行くから待ってなさいよ、いいわね」

「い、いいよ。見送りなんて。明日大学でしょ?」

「いいのいいの♪ じゃ、明日
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ