暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
予言成就への序曲 〜Nightmare〜
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ャルと同じにされるのは納得できいな。訂正求む」

「うっさい! これを見たらその軽口は二度と叩けないわよ!」

「ほう、どれを見たら私が二度と軽口を叩けなくなるって?」

アリサが取り出したのはケータイ。パカッと開いて少し操作。

「これよ!」

画面を私に向けて突き出してきた。画面に映る画像を見て、私は「ぶふぅーーーっ!?」口に含んでいたお茶を盛大に吹いた。吹く前に何とか顔を逸らしたことで、ケータイやアリサに吹きかけることはなかった。もし吹きかけていたら命はおそらくなかっただろう。

「ゲホッゲホッ・・・はぁはぁはぁ、何故アリサがその画像を!?」

アリサのケータイ画面に映るのは、間違いなく私。しかも普段の私ではなく、昨日まで子供化を果たしていたゴスロリを着た私だった。何故アリサのケータイにその画像があるのか、答えは実に簡単だ。

「シャルロッテぇぇぇーーーーッ!」

すずかとアリサの間で茶を飲んで、無視を決め込んでいる馬鹿しかいない。しかし、おもむろに顔を上げて「私じゃないけど」とそう言った。

「は!? だったら誰が――いやお前しか考えられないだろう!?」

シャルは無断で自分のプログにすら載せる馬鹿だ。そのシャル以外なんて考えられない。

「あの、ルシル君。これ・・・」

すずかも同様にケータイを取り出し、操作開始。画面を見せてきた。映っているのはやはり子供化した私。それだけじゃないかった。カシカシと操作して・・・

『すずかお姉ちゃん、アリサお姉ちゃん。元気?』

「っづあっ!」

単なる画像じゃなく動画だった。あー、胃が痛い。もしかしてこの短時間に穴が開いているんじゃないだろうか・・・?

「はぁ〜、ルシルちゃんはこんなに可愛いのに。ねぇルシル?」

「くっ!」

勝ち誇ったような笑みを浮かべるアリサ。まずい、こいつは強敵だ。これ以上アリサを刺激すればどうなることか。

「でね、ルシル君。送信者を見てほしいんだけど・・・」

「そ、送信者・・・?」

そうだ。私はこの画像と動画をすずかとアリサに送りつけたクソ野郎を知らなければならないんだった。覚悟しろよ、送信者。どんな手を使ってでも辱めを受けさせてやる。

「うん。どうぞ、ルシル君」

優しくケータイを手渡してくれたすずか。あぁ君には本当に癒される。

「あ、ああ。ありがとう」

すずかからケータイを受け取り、送信者の欄を見る。

「わ、私だと・・・?」

送信者の欄には、ルシル君、と出ていた。つまりは私自身が2人のケータイに送っていたことになる。

「そんな・・・馬鹿な。私自身が・・・」

「ていうかさ、ルシルってば幼児化してる時の記憶ないんでしょ」

確かにシャルの言う
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