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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
予言成就への序曲 〜Nightmare〜
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†††Sideルシリオン†††

朝食を摂るために食堂へとシャルと2人で歩く。

「いきなり休暇って、はやても何考えてるのかなぁ?」

朝早くにはやてに呼び出され、そして伝えられたのは突然の休暇要請。

「まぁ正直助かりもするが」

そう、休暇を貰えることに助かっているのは間違いない。機動六課が解散するのは4月28日だ。で、私とシャルは居候状態。六課解散後、住む場所がない。つまりは今後の事にためにも住居を探さないといけない。正直遅すぎる行動だとは思うが、ここの居心地があまりにも良くて忘れていたというのが本音だ。そんなときに休暇を貰える。タイミングは完璧に良いとは言えないが、助かることには変わりない。

「シャル、今日は1日住居探しだ。出来るだけ早めに決めておいた方がいいからな」

「ん、りょーかーい・・・あ、ごめん。行きたいトコあるから、家探しはまた今度ってことでお願い」

「行きたいところ? どこだ?」

「地球にね。一度帰ってみようかなって思うの。全然帰ってないし、久しぶりにアリサとすずかに逢いたいし」

「・・・まぁいいか。じゃあ今日はそれでいこう」

シャルの少しマジメな返答に、私もただ賛成した。偶にはそういうのもいいだろう。私はシャルとは違って半年前の出張任務には参加しなかったしな。だから地球に行くのは本当に久しぶりということになる。にしても・・・

「さっきから視線が・・・痛い」

「あははは。ごめんね、ホント」

同性異性問わず、六課の隊員から向けられる視線がかなり痛い。それもこれも昨日までに私自身に起きていた悲劇(みんなは喜劇と言う)の所為だ。子供化(加えて女子化)に記憶障害という最悪なものだった。その影響で女性からはすごく優しい視線を、男性からは背筋が凍る視線を感じる。朝の訓練でもみんな不自然なほどに優しく接してくれた。それが逆に辛い。辛いんだよ。

「君と契約(メンタルリンク)した時、そして解呪しないことになった時、私の複製武装や術式など扱えることがバレた時・・・」

全ては決まっていたことだと諦めるしかない。シャルがバカ方面でその腕を上げた時、こうなる事こそ定められた運命・・・。

(嫌な運命だな。自分に同情したい・・・)

「えぇっ!? な、なに泣いてるの急に!?」

「自分の境遇に・・・同情を・・・」

あれ、おかしいな。何故か涙が止まらない。

「ゴメンて! ホントにごめんなさい!」

「?・・・おいおい、どうしたんだ、そこまで真摯に謝るなんて・・・?」

そこまで全力で謝るほどに反省しているということなのか。そうか、そうだよな。シャルとて別に悪気とかがあったわけじゃない。ならばここは、男として笑って許してやるのが良いだろう。

「シ
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