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このクラスに《比企谷八幡》は居ない。
そうして、『神崎一葉』は帰ってきた。
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まぁ、母さんの方がうまいけどな。
「ごちそーさん!」
須玖は、ソファーに座った。
「いやぁ、奏ちゃんに彼女が出来るとはね!」
「ぶっぅ!」
俺は飲んでいた麦茶を吹き出した。
「な、なんで!?」
「だってメール来てたよ?」
母さんは、俺の携帯を弄ぶ。
「い、いつの間に!?」
俺はポケットをさわる。
「まぁでもお母さんは、暦ちゃんいいと思うな」
「なんでだ?」
「だって一番奏ちゃんをわかってると思うんだ!」
俺が少し考えてる内に、母さんは部屋に上がった。
「お、お兄ちゃんに・・・・・彼女?」
わなわなと震える須玖を他所に俺は部屋へ戻った。
「はぁ・・・母さんはどうもつかみ所が無いな。」
俺は椅子に腰掛け、携帯を開いた。
雪姫暦
件名:明日
本文:そうだな。明日、どんなのを来ていけばいいか迷うな。
ま、迷うほどの服も無いけどな。
それじゃあまた明日。楽しみだな。
俺はそう打って、携帯を閉じた。
「ふふふ、青春してるなぁ♪」
そうして、『神崎一葉』は帰ってきた。
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