第一章
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はその相手は」
「まずはロシアです」
カウニッツが最初に挙げた国はこの国だった。
「あの国にすべきです」
「ロシアですね」
「ロシアはプロイセンと東方で対立しておりしかもロシアの女帝であるエリザベータ女帝はプロイセン王を嫌い抜いています」
これは多分に個人的な感情による、フリードリヒ二世は女性蔑視思想の持ち主でありエリザベータ女帝としては到底好きになれなかったのだ、尚それはマリア=テレジアも同じだ。この女帝の場合は信仰心が篤いのでプロイセン王が無神論者であることも嫌う材料になっている。つまりプロイセン王は二人の女帝に徹底して嫌われているのだ。
ですからまずは」
「ロシアですね」
「そしてスウェーデンです」
カウニッツが次に挙げたのは北の雄だった。
「あの国です」
「バルト海を挟んで利害が衝突しようとしていますね」
「スウェーデンにとってプロイセンは目の上のたん瘤になろうとしています」
「その為何とかしたいところですね」
「はい、ですから」
今度はこの国だというのだ。
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