第一章
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ャガイモだ」
「ジャガイモはうちの守り神だからね」
ここでまたジャガイモを言う両親だった。
「これからもどんどん作るぞ」
「それで売るわよ」
「それで生きるんだね、うちは」
「ソ連の頃とはまた違うからな」
「そう、あの頃とはね」
両親はもうロシアでも歴史になっている頃のことも言った。ゲンナジーの幼い頃に崩壊してなくなった国である。
「コルホーズとかソフホーズと違うからな」
「作って皆に売る時代だから」
「だからいいものを沢山作って売らないとな」
「生きていけないから」
それでだというのだ。
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