ストライカーズ編!
レリック
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リでセットアップしようとしたオレの手をアリシアは強引に引き、空へと飛び出す。
「男のくせにヘリでセットアップなんで情けない!レフェリア、セットアップ!」
アリシアはそう言ってニコニコしながらセットアップする。
久しぶりに見たアリシアのバリアジャケットは昔とは少し違い、白を基調としたワンピースにリボンが少しあり、硬そうに見える同じタイプの上着と襟元に蒼色の細いリボンが一つ。
実年齢十九歳のくせに身長が小学生並みだから、いい感じに似合っていた。
「あーもう、ヤミ、セットアップ!」
オレは美愛に似て少し強引になったアリシアには何を言っても聞かないと悟り、諦めてセットアップする。
オレのバリアジャケットは黒い長袖長ズボンに袖のない少しボロボロにも見えるロングコートというザ・シンプルな服。
「陽龍さんにアリシアさん、置いてくなんて酷いですぅ!」
ちなみにリインは電車の上に見事に着地したフォワードたちに少し新しくなったバリアジャケットの説明をしていた。
そして説明が終わる頃、電車の屋根を内側からガジェットが破壊し、飛び出してきた。
ティアナはそれを冷静に対処し、すぐにスバルが中に入る。
訓練で身に付いたチームワークが生かされている。
「じゃあアリシアは個人でガジェットを倒して行ってくれ。リイン、行くぞ」
オレは最初だけ様子を見て、そのあとはリインと共に車両の停止へと向かった。
そしてその頃、ライトニングの二人は人を発見していた。
「時空管理局本局、遺失物管理部、機動六課です!武器を持っている場合はそれを地面に置き、投降してください!」
エリオがデバイスを向け、言う。
「あ、見つかっちゃった。あとで冬にぃに怒られちゃうなぁ」
車内で発見された人はそう呟き、二人の方を向く。
声からして女性とわかった彼女は真っ黒のフード付きコートを来ており、顔は見れない。
「で、投降しろ、だっけ?んー、コレって武器に入るの?」
彼女はそう言ってスーツケースを見せる。
「それ、レリック!?」
持ったままブラブラさせる彼女をみて、キャロが驚きの声を上げる。
「おとなしくそのレリックを渡してください!」
「コレが欲しいの?んー、しょうがな・・・」
「ちょっとハル!?渡しちゃダメだって!」
渋々渡そうとしたその時、窓を蹴破って、ハルと呼ばれた彼女と同じコートを着たアキラと呼ばれた男性が現れる。
「さっきトーヤくんが怒ってたよ?馬鹿春香、何言ってんだ!って」
「あぅ、やっちゃった?もしかして」
「もしかしなくてもやっちゃった。後でトーヤくんとドクターに怒られるね」
エリオとキャロがいることも忘れ、二人はレリックを挟んで言い合い?をしていた。
というか
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