第四章
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うのていといった顔で応える。
「信じられぬわ、生きておるのが」
「わしもじゃ、あれが謙信入道か」
「まさに鬼じゃな」
「うむ、鬼じゃった」
彼等から見ればまさにだ、謙信は鬼だったのだ。
「あれはな」
「よく生きておったものじゃ」
またこう言う甚吉だった。
「こんな思いはもうしとうないわ」
「そう思うか」
「わしは死ねぬ」
女房と倅の為だ、それに。
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