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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
他人の不幸は蜜の味という興味深い論について
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ラチラと何度も見るからそれほど怖くはないんだけどね。
「え〜っと、セインテスト君。あなたは自分の事やここがどこかは判る?」
「うん」
自分と六課のことは覚えているわけか・・・。それにしては何か男らしくないというか本当に女の子みたいというか・・・。
「じゃあ私の事は判るかしら?」
「ううん。・・・お姉さん誰?」
で、他の人のことは覚えていないと・・・。子供化に記憶障害。思っていた以上に最悪なサクランボだ。ルシルの食べた時のリアクションの意味がやっと理解できた。確かに震えるほどだ、これは。
「お姉さん、かぁ・・・。ねぇセインテスト君、シャマルお姉ちゃんって言ってくれる?」
ていうか、おーい、シャマル。ルシルに何言わせようとしてんの。それ以前にメッチャ綻んだその恍惚とした表情やめた方がいいよ、絶対。捕まるところだと捕まること間違いなしだから。
「シャマルお姉ちゃん・・・?」
「っく! ごめんなさい、はやてちゃん。私は一足先にアインスのところへ逝きます」
「「「ええええええっ!?」」」
子供ルシルにシャマルお姉ちゃんと呼ばれた瞬間、思いっ切り仰け反ってフラフラと医務室を徘徊、そのまま逝ってしまいそうになっているシャマル。今のシャマルは本当に幸せそうだな〜。
「ねえねえルシル。今度はシャルお姉ちゃんって言ってみて!」
「ちょ、シャルちゃん!?」
幸せMAXなシャマルの様子に、不思議そうに首を傾げている子供ルシルとコンタクト。なのはが何か言っているけど、今は子供ルシルで楽しむことを先決としよう。
「シャルお姉ちゃん・・・?」
子供ルシルは頬を赤らめながら、私の頼んだ通りに呼んでくれた。
「っくはぁっ! これは思っていた以上にすごい! シャマルが旅立とうとした気持ちが今ならハッキリと解るよ!」
はぁはぁはぁ・・・まずい。これはまずい。こんなルシル知らない(当然だけど)。可愛いなんてものじゃない。これは可愛過ぎる。以前アリサが言っていたことだけど、ルシルは絶対生まれてくる性別を間違えてる。今日ほどそう思ったことはない。
「シャルちゃん・・・?」
「大丈夫?」
「な、なんとかね。それにしても参った。ルシルのお姉ちゃん口撃は下手すれば必殺だよ。もし今のルシルが男共相手にお兄ちゃんって言ったら、間違いなく男共は犯罪行為に走るね、絶対」
こんなルシルを男共の前に出したら、同性だろうが何だろうが関係なく犯罪に走る。そういう自信がある。自慢なんて出来ない自信だけど。
「「さすがにそれは・・・」」
ない、とは言い切れないみたいだね2人ともー。
「ねぇルシル。今度はこのお姉ちゃん達のお名前、なのはお姉ちゃん、フェイトお姉ちゃんって呼んで
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