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再臨:酔いの鬼神 〜Advent:Drunk Demon Lord〜
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†††Sideシャルロッテ†††

「「慰安旅行?」」

部隊長室へ一緒に呼び出されたルシルと声がハモった。まさか六課のような実験部隊にも慰安旅行なんてものがあったなんて・・・。

「そうや。3泊4日の慰安旅行。行先はまだ決まっとらんのやけど、シャルちゃんとルシル君にも伝えとくな」

お茶を飲みつつ気軽に言ってくれるはやて。

「あ、ちなみにシャルさんとルシルさんはわたし達と同じ先発組ですー。で、後発組は交替部隊になっているですよー」

「え? じゃあなに? シグナムは後発になるの?」

六課の交替部隊の部隊長はシグナムだ。つまり別々になるということだ。シグナムひとりが私たちと別というのがなんかつまらない。

「そうやけど・・・。まぁ、しゃあないよ、さすがに。そういうことはしっかりやらんとアカンしねぇ」

「そうですねー。シグナムにはわるいですけど・・・」

そうだよね、やっぱり八神家みんな一緒に行きたいよね。うーん、どうにか出来ないものかなぁ・・・。

「一応、行先についてはアンケートとってるから、シャルちゃん達も行きたいところあったらアンケートに答えてなぁ」

私たちへの要件はこれにて終了。それにしても慰安旅行・・・か。部隊長室を後にして廊下をのんびり歩く私とルシル。私はみんなと旅行に行けるだけで、いやっっっほぉぉぉーーーい!なんだけど・・・

「契約の方は大丈夫・・・?」

「まぁまぁだな。軽いものばかりで少々退屈だが」

ここ最近契約がまた起き始めた。そして契約を執行するためにルシルは六課を空けることもしばしば。

「もし旅行に行けなくなったりでもしたら・・・」

「そのときはそのときだ。それに、旅行ならフェイト達と小さい頃に行っただろう? 私としてはそれだけの思い出があれば十分だ」

そう言ってルシルは仕事に戻っていった。やっぱりこのまま世界に残るつもりはないらしい。

「フェイトとの約束もあるし、何とかしてあげないと」

でもルシルだけでも残す。それが私の最後の仕事だ。

†††Sideシャルロッテ⇒なのは†††

今日は慰安旅行出発日。最初の2日間の行先はミッド東部にあるテーマパーク。

「鬼だ」

「鬼だな」

「鬼ですね」

シャルちゃんを指してヴィータちゃん、シグナムさん、シャマル先生の口からボソッとそんな単語が出てきた。そんな中、みんなの視界に入っているのは、真っ白に燃え尽きたルシル君。

「なんで!? すっごいグッドアイデアなのに、どうして批判だけ!?」

で、どうしてシャルちゃんが批判を受けているかというと、それは1時間ちょっと前に遡る。

・―・―・回想だよっ☆・―・―・

「なに? 私も一緒に先発組で連れていく
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