暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
再臨:酔いの鬼神 〜Advent:Drunk Demon Lord〜
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ある。女性陣がその景観に見惚れている時、男性陣は死んでいた。特に昨日、散々買い物、完全荷物持ちに付き合わされていた3人は。
エリオはまだ元気だが、ルシリオンはまだ疲れが取れず、ヴァイスに至ってはホテルで待機状態だ。他の男性隊員たちも裏切り者がどうとかと騒ぎ、女性陣に強制的に黙らされた。そして今はひっそりと別行動で観光している。もちろん男だけで。
「ねぇ、フェイト。あっちに結婚式場あるから、ルシルと行ってきたら」
「!!」
シャルロッテのいきなりな爆弾発言にフェイトがパニックを起こす。一気に顔を赤くし、オロオロし始めた。
「な、ななななな何をいきなり・・・そのけ、けけけけ結婚式場だなんて・・・!」
「そこまでどもるって・・・。しょうがないなぁ。おーい、みんなで結婚式場とか観に行ってみない?」
シャルロッテがその場にいた女性陣に対しそう提案すると、「行く!」と満場一致で決定した。
「あはは、やっぱりみんな女の子だねぇ。さてと、ルシルー!」
「何だ・・・? 行くなら君たちだけで行ってこい。私はここで休んでいるから」
「は? なに寝惚けたこと言ってんの? ルシルも一緒に行くに決まってるでしょ」
「随分と横暴だな」
「大人しく一緒に来なさい。この場で男ひとり取り残されて、周囲から優しい視線受けたくないでしょ?」
「それでも構わない。昨日散々付き合わされたんだ、今日くらい休ませてもらいたいものだ」
「しょうがないなぁ。マスター命令ってことで♪」
「待っ――はい、よろこんで・・・。本当に横暴だな!」
「はいはーい。とっとと行くよー!」
「好きにしてくれ・・・」
ルシリオンの涙がスルーされつつ3日目も無事に終了。とはいかなかった。慰安旅行最後の夜。ホテルの大ホールでの夕食時、奴は再びその姿を現したのだ。
・―・―・―・―・―・
「「「「「「「「・・・・・・・・」」」」」」」」
「なによなによ、みんなしてつまらん顔をして。つまらん、実ぅぅぅ〜〜〜〜〜につまらん。いーや、つまらんのなら楽しくすればいいだけのことぉぉ☆」
完全に酔っぱらってしまったシャルロッテ。何故このような事になったのか。それは事故だった。今回はシャルロッテも悪くはない。悪いとすれば間違って運ばれてきた酒に気付かなかったその場の全員だ。
「つうわけで、ルシル! 例のモノをっ!」
「イィィィィ!!」
そして、彼女の義弟であるルシリオン。彼はシャルロッテの言われるがままに動いていた。こればかりはシャルロッテの所為ではあるが・・・。彼女が酔っぱらったと判ると、ルシリオンはすぐさま捕縛するために動いた。だが先読みされていたことで・・・
――我が手に携えしは確かなる幻想・
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