暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
再臨:酔いの鬼神 〜Advent:Drunk Demon Lord〜
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ん」

「ヴィヴィオ・・・」

屈託のない笑顔でそんな嬉しいことを言ってくれたヴィヴィオを見て、なのはは決心した。フェイトに話して、ルシリオンと一緒に回らせてもらおうと。通信端末を取り出し、フェイトにコールしようとしたとき・・・

「なのは、ヴィヴィオ」

「え? ルシル君・・・!?」

「あ、ルシルパパ!」

離れたところから歩いてきたルシリオン。なのははルシリオンの姿に驚愕し、ヴィヴィオは視認と同時に駆け寄っていき抱きついた。

「どうして・・・?」

「ん? あー・・・ああ、エリオとキャロがな。それにフェイトも。ヴィヴィオのところに行ってあげてほしい、と」

苦笑を浮かべつつヴィヴィオを抱きかかえ、なのはへと歩み寄るルシリオン。

「行こう、なのは。急がないと飲食店の席が埋まってしまう」

「え・・・あ、うん」

「さぁて、何を食べようか? ヴィヴィオ」

「んー、オムライス!」

「はは、そうか。ヴィヴィオは本当にオムライスが好きだな」

「大好き!」

ルシリオンは元気いっぱいに答えたヴィヴィオに笑みを浮かべ、ヴィヴィオもまた最高の笑顔だ。そして、なのはは戸惑いつつもヴィヴィオの笑顔を見て、彼女自身も笑顔になっていた。それから3人で一通り園内を回り、その後、グループ・フェイトと合流して集合時間まで遊んだ。
そんなこんなで慰安旅行初日は終了となった。

・―・―・―・―・―・

慰安旅行2日目
フェアリーテイルズパーク:ショッピングモールエリア。

「ルシルさん、ヴァイスさん」

「どうした、エリオ?」

「あ?」

両手いっぱいに持っていた買い物袋をベンチの上に置き、すでに疲労困憊で項垂れているルシリオンと、大してすることのないヴァイスが、2人の間に座るエリオから名前を呼ばれ聞き返した。

「あの、どうして女の人の買い物はこんなにも時間がかかって、男の人は疲れるものなんでしょうか?」

「「・・・」」

エリオの弱音に沈黙するルシリオンとヴァイス。沈黙していたルシリオンが間をおかずに重い口を開いた。

「エリオ、それは男にとって永遠に解の出ない超難問なんだ。だから無理に理解しようとしないでいいんだ」

「ま、その通りだな。女の買い物っつうのはそんなもんだと思っとくのが一番だ」

「そ、そうなんですか・・・。なるほど・・・」

それで納得してしまったエリオ。朝からずっと付き合わされていれば当然の結果である。

「おーい、ルシルー! ちょーっと来てー!」

「エリオー! エリオも一緒に来てー!」

洋服店の中からシャルロッテとフェイトが顔を出して、ルシリオンとエリオを呼んだ。

「おい、お姫様たちが呼んでんぞ。荷物は俺
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