暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
再臨:酔いの鬼神 〜Advent:Drunk Demon Lord〜
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うつもりでいた。ただ、少しでもみんなと楽しむためにこのような提案をした。まぁ他にもちょっとした理由もあるにはあるが・・・。2人はチェッカーフラッグが振られているのを視認した。

「「勝つのは――」」

2台が最終コーナーを同時に立ち上がろうとする・・・

「私だ・・・!」「あたしです・・・!」

そして、レース結果は・・・・

「おめでとうスバル!」

「あ、うん・・・ありがとギン姉・・・」

土壇場で優勝を果たしたスバルにギンガが駆け寄り、両手を握って上下に振るう。それなのに素直に喜べずにいるスバルの視線の先、背を丸くして落ち込んでいるシャルロッテとティアナの2人の姿があった。

「まさかあんなところでクラッシュなんて・・・」

「はぁ、好感度アップ作戦が・・・」

トップを疾走していたシャルロッテとティアナが最終コーナーでクラッシュ。とは言っても軽い接触だったが、スバルに抜かれるには十分な失速だった。そしてシャルロッテの好感度アップ作戦(今さらの上必要なし)。奢らせるとしておきながらカッコよく奢り、3人に大人としてのちょっとした余裕を見せようとする作戦。実に馬鹿馬鹿しい作戦だが、シャルロッテは少し本気だった。

「「シャルさん! ごちそうになります!」」

「すいません、ごちそうになります」

「・・・ま、いっか。いいよ、何でも頼んじゃって!」


――グループ?なのは

「なのはママーっ♪」

「はーい♪」

なのはとヴィヴィオは、2人で乗れるアトラクションをいくつかこなし、昼食を摂るため飲食店へと向かう途中だった。ヴィヴィオにとってテーマパークは全てが初めてなため、そのはしゃぎ様はすごかった。そんなはしゃぐヴィヴィオを見て、来て良かったと思いながら笑みを浮かべるなのは。だったが・・・

「ねぇ、ヴィヴィオ」

「なーに、なのはママ?」

なのはが先を行くヴィヴィオに声をかける。なのはのその表情は笑みだが、どこか惑いのある翳りがあった。

「その・・・ルシル君だけど・・・」

「ルシルパパ・・・?」

ここには居ない、ヴィヴィオにとって父親のルシリオン。なのははそのことでヴィヴィオが寂しい思いをしているんじゃないかと思ったのだ。

「ルシルく――ルシルパパいなくて・・・寂しくない・・・?」

「??・・・わたしは大丈夫だよ、なのはママ」

そう変わらない笑顔で返すヴィヴィオ。しかしなのはには判った。やっぱり寂しいんだと。

(どうしよう。フェイトちゃん達の邪魔したくないし・・・)

なのははフェイトの想いを知っているからこそ遠慮している。でもヴィヴィオに寂しい思いをさせたくないとも思う。

「大丈夫だから。だってなのはママがいてくれるも
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