暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
再臨:酔いの鬼神 〜Advent:Drunk Demon Lord〜
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ない。
「ちっくしょー。なんで男だけなんだよ! せっかくの旅行なんだぜ? こんなのねぇよ。なんでだよ・・・なぁルシル!? エリオ!?」
「その2人なら当然のごとくいないぞ」
「ちくしょぉぉぉぉーーーッ!」
テーマパーク『フェアリーテイルズパーク遊園地エリア』に彼女なし男の慟哭が木霊する。この時点ですでに生温かい視線を向けられている。だが“グループ漢”はそれには気付かず、そのままある答えへと向かって走り出す。
「こうなったらしゃあねぇな。いくぜ、野郎ども! この旅行で彼女をゲーーーット!!」
「「「「「「「ゲーーーーーット!!!!」」」」」」」
ナンパという行動を起こす“グループ漢”。そんな彼らに幸あれ(涙)
――グループ・フェイト
「あ! あれルシルさんと乗った・・・!」
「フェイトさん! フェイトさん! あれ! 一緒に乗ったカルーセルです!」
エリオとキャロがはしゃぎながら、フェイトとルシリオンの手を引いて駆ける。ここは以前、フェイトとルシリオンとエリオ、またはフェイトとルシリオンとキャロという構成で来たことのある遊園地でもある。それはそう昔な話でもないが、エリオとキャロはそれが懐かしく思えていた。
そんな満面の笑みを浮かべてはしゃぐ2人を見て、フェイトとルシリオンも頬が緩んでいた。六課でいろいろと経験をして大人びてしまったが、やはりまだ年相応の子供だと。
「よし! フェイト! エリオ! キャロ! とことん遊びつくすぞ!」
「うん!」「「はい!」」
ここに着くまで白く燃え尽きていたルシリオンだったが、エリオとキャロの笑みを見て、全力で楽しもうとしていた。だがそれは自分のためではなく、その目に映るエリオ達のためにだ。結局、彼は自分以外の事ばかりを優先してしまう存在だった。
「っと、まずはどれから行こうか・・・?」
「「「あれ!」」」
本当に楽しそうな笑顔を見せるグループ・フェイト。その4人の姿は、どこからどう見ても仲の良い家族だった。
――グループ・八神家
「「・・・」」
順番待ちを終え、いざ有名なローラーコースターに乗りこもうとしたヴィータとリインフォースUは打ちひしがれていた。何故なら足りていなかったからだ。何が足りていないって? それはもちろん・・・
「元気出してヴィータちゃん、リインちゃん」
「あれだけ並んで、最後は身長が足りずにお引き取りとは・・・。さすがに同情してしまうな・・・。まぁ元気を出せ」
そう、身長が足りていなかったのだ。あと数センチ、ほんの数センチが足りていなかった。そして本気でへこんだ2人をシャマルが慰め、シグナムが同情していた。
「ま、まぁなんや・・・。まだアトラクションはあるし、
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