暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
再臨:酔いの鬼神 〜Advent:Drunk Demon Lord〜
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十字架の魔法陣。蒼く光り輝いてすぐ、現れたのはシグナムさん。のアレンジバージョン。髪と瞳の色は本物のシグナムさんより若干濃い感じ。でもよく見ないとどっちが本物かは見分けがつかないくらいにそっくりだ。

「きゃあああ! ルシル大丈夫!?」

召喚直後にパタリと倒れたルシル君。召喚時間を4日間ぶっ通しという設定にした所為での魔力枯渇による失神ということ。それから使い魔シグナムさんがどの程度まで本物のシグナムさんに近いかということで試験したら、シグナムさんとは遜色のない実力を発揮した。書類整理だとか何でもシグナムさんと同レベル。いつかの、シャルちゃんのアレンジ使い魔とは決定的に違う。

・―・―・回想終わりだよっ☆・―・―・

そんなこんながあって、ルシル君は燃え尽きてる。そんな命令を平気で下したシャルちゃん。だから鬼って言われてるんだよ。それで結局シグナムさんもまた先発組として出発することになった。だけどこれから行先で起こる事をここで知っていれば、シグナムさんはきっと来なかったかも。

「まぁ出発前にいろいろあったけど、慰安旅行先発組・・・出発や!」

機動六課慰安旅行先発組、ようやく出発です。

・―・―・―・―・―・

慰安旅行初日。
ミッド東部テーマパーク『フェアリーテイルズパーク』エントランス広場。
フェアリーテイルズパークとは、ミッドチルダ有数の巨大テーマパーク。遊園地、動物園、映画館、ショッピングモール、宿泊施設などが揃っている超有名処。別の世界からも来場する常連すらいる超大型施設。

「というわけで、今から自由時間とします。集合時間は18:30。集合はここエントランス広場。それでは解散!!」

先発組リーダーのはやてがそう告げ、“機動六課”の慰安旅行が始まった。それぞれが自然と集まりグループとなって遊園地へと散っていく。だが・・・

「マジでこんなの有り得ねぇ。俺たちのグループ男ばっかりじゃねぇか」

残ったメンバーが全員男だということで、ヴァイスは意気消沈した。実際それも無理はない。何せ“機動六課”における男女の比率では大半が女子。圧倒的に男性は少ない。それゆえにこういうグループ分けとなると、自然と男は孤立する。で、そんな男だけで遊園地を回って楽しいかと訊かれれば、大半がこう答えるだろう。

「男だけで回って何が楽しい!? つうか悲しいだけだ!」

隊内に彼女でもいれば、この慰安旅行はそれはもう楽しいものになっただろう。しかし悲しいかな。ヴァイスを含めてここに残された男性陣は彼女なしな連中だ。そんな彼らにとって、この遊園地での行動は全て苦行となる。駄弁って笑ってアトラクションに並んで遊ぶ・・・男だけで。向けられる生温かい視線に耐えられるのなら問題ないだろうが、耐えられない者には地獄でしか
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